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サバ製品からジクロルボス 香川の食品会社、回収へ

2008年02月18日17時06分

 香川県さぬき市鴨庄の食品販売会社「香西物産」(吉川晴夫社長)は18日、中国の工場で加工され、同社が取り扱っている冷凍サバ製品「炙(あぶ)りトロ〆鯖(しめさば)スライス」(20枚入り)のサバの切り身の部分から、有機リン系農薬成分の「ジクロルボス」が検出されたと発表した。同社は商品の回収を始める。健康被害の報告は今のところないという。

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ジクロルボスが検出された商品と同じ「炙りトロ〆鯖スライス」

 同社によると、サバはデンマーク原産で、問題の製品は中国・山東省の食品加工会社で07年6月5日に製造された。商品を輸入したのは神戸市兵庫区の食品卸売会社「神港魚類」。香西物産が今月8日、サンプルとして2パックを検査機関に提出したところ、ジクロルボス0.14ppmが検出された。同じ日に製造された2250パックのほとんどはすでに販売され、回収できたのは18パックだけだという。

 香西物産はサバ製品をスシ用のネタなどとして販売している。

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