世界基督教統一神霊教会、いわゆる統一教会の東京にある関連団体に対し、警視庁公安部は18日朝から住居侵入の疑いで家宅捜索に乗り出しました。
住居侵入の疑いで警視庁公安部の家宅捜索を受けているのは、世界基督教統一神霊教会いわゆる「統一教会」関連のボランティア団体で、東京・世田谷区にある「SHINZEN」の事務所などです。
ホームページなどによりますと、「SHINZEN」はアジアやアフリカの貧困国に対して教育や医療などの支援を行うボランティア団体ですが、警視庁公安部による捜索は「SHINZEN」の20歳代の男性が今月上旬訪問販売のため千代田区内のマンションに無断で上がり込んだ容疑で行われています。
公安部は「SHINZEN」が海外支援や福祉を名目にして、ハンカチや靴下などの訪問販売や募金活動などを行っては集めた金を統一教会の資金源にしているとみていて、活動の実体解明を進める方針です。
警視庁公安部が、統一教会の関連施設への捜索に乗り出すのはきわめて異例のことです。(18日11:41)