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【社会】

米兵が女性暴行を否認 岩国基地の予備審問終了

2008年2月15日 21時23分

 米軍岩国基地(山口県岩国市)の海兵隊員が日本人女性(20)を集団暴行したとされる事件で、統一軍事裁判法違反の罪で訴追された20−39歳の4人に対する予備審問が15日、岩国基地で開かれ、39歳の米兵が「暴行はしていない」と容疑を否認した。

 他の3人は発言しなかった。検察側が「4人を軍法会議にかけるべきだ」と主張、弁護側は「事件は女性のでっち上げだ」と意見を述べ、予備審問はこの日で終了した。

 審問を担当した捜査指揮官が2月中をめどに報告書をまとめ、部隊司令官が軍法会議にかけるかを決める。

 審問は2日目で、被害者の女性や捜査官の証人尋問などが行われた。事件後に女性が立ち寄ったコンビニの防犯カメラの映像が公開され「早く迎えに来て」と泣きながら携帯電話で話す様子が映し出された。

 4人は性的暴行や窃盗、命令への不服従などの罪で訴追されている。

 広島県警は、4人が昨年10月14日未明、女性を車に連れ込み暴行したとして捜査したが、広島地検は不起訴とした。

(共同)
 

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