ウィスコンシン州ミルウォーキー(CNN) 米大統領選で民主党候補の指名を争うオバマ上院議員が15日、全米最大規模の労働組合「サービス従業員国際組合(SEIU)」など、大型2労組の支持を取り付けた。クリントン上院議員と激しい競り合いを繰り広げているオバマ氏にとって、強力な援軍となりそうだ。
SEIUには、サービス業に従事する約190万人が加盟。スターン代表は「クリントン上院議員には多大な敬意をもっているが、我々の組合のメンバーとリーダーは、次期大統領にオバマ氏を選出する動きの一翼を担いたいと思っていることが明確になった」と、オバマ氏支持の理由を説明した。
オバマ氏はまた、約130万人が加盟する「食品・商業労働組合(UFCW)」の支持も獲得。代議員数の多いオハイオ、テキサス、ペンシルバニアの各州での予備選を前に、クリントン氏も食い込みを狙うブルーカラーの労働者を、味方につけた格好となった。
これまでの獲得代議員数では、オバマ氏が1253で、1211のクリントン氏をわずかにリードしている。