イスラマバード(CNN) パキスタン北部の部族地域パラチナル市内にある野党・パキスタン人民党(PPP)の選挙事務所前で16日、自動車爆弾が爆発し、37人が死亡、93人が負傷した。内務省報道官が明らかにした。
パキスタンでは18日に総選挙が予定されている。死者の一部はPPPのスタッフだった。事件はPPPの集会が終わりに近づき、参加者らが軽食を求めて集まっている最中に起きた。
選挙事務所は、PPPの候補者が使用していた。今のところ犯行声明は出ていない。
パラチナルは政府直轄部族地域クラム地区に位置し、以前から外国人武装勢力の潜伏先となっている。アフガニスタン国境まではわずか30キロの距離。
この日はパキスタン北西部の部族地域で、他にも爆弾事件が相次いだが、死者は報告されていない。