プーケット航空が日遅れて到着 乗客270人余が抗議
プーケット航空と乗客によると、9R601便は当初、13日(現地時刻)午前2時、乗客440人を乗せバンコクを出発する予定だった。しかし、航空機の整備に問題が生じ、3度にわたって出発が延び、14日午前1時20分(韓国時間午前3時20分)頃、ようやくバンコク空港を離陸した。
航空便は14日午前8時24分頃、仁川空港に到着したものの、乗客279人は航空機から降りずに10時15分まで機内に立てこもった。もともとの到着予定時間は13日午前9時だった。
乗客たちが機内から降りないため、空港やソウル地方航空庁関係者たちが「こんなことを続けたら立件する」と説得、いったん機内から撤収させた。この事件で、午前10時に再びバンコクに発つはずだった9R602便は、出発が1時間以上遅れた。
乗客たちは機内から降りた後、出国ロビーには向かわず、空港保安区域内49番ゲート付近で座り込みを続けた。午後になると、座り込み客は60人に減った。
乗客のキム某さん(36)は、「航空会社が遅れの理由を十分に説明せずに一方的に出発を遅らせ、この間、待機していた乗客たちへのサービスもろくにしなかった」と主張した。
プーケット航空は、「航空法など関連規定に従い、ホテルに1日宿泊、食事の提供など航空会社が負担すべき部分については提供しており、追加補償は不可能だ」と話した。また、「航空機がエンジントラブルを起こして整備が必要となったが、代わりの航空機をクウェート空港から呼ぶのに時間がかかり、出発が遅れた」と釈明した。
現行の航空安全及び保安に関する法律では、「乗客は、航空運送事業者の運送不履行あるいは遅延につき、直接あるいは航空機利用被害救済申請所を通じ、消費者保護法に基づき韓国消費者保護院に被害救済を求めることができる」と定められている。
しかし、「気象状態、空港の事情、航空機乗継関係、安全運航のための予測できない整備の必要など不可抗力による事由がある場合には、この限りではない」という但し書き条項があり、安全運航を確保するための遅延事由に対する被害救済は認められていない。
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