年配者が熱烈支持 平均43・3歳 全チームで最高齢 07年Jリーグ観戦者調査(02/15 10:06)
日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)は十四日、J1、J2全三十一チームを対象にした二○○七年観戦者調査の分析結果を発表した。コンサドーレ札幌は、熱烈な年配や女性ファンが多く、若い世代の観戦が少ないという実態が浮かび上がった。
札幌は観戦者の平均年齢が四三・三歳で、前年に続き、J1も含む全チーム中最高齢。特に五十歳以上が観戦者の35・7%を占めた。逆に、二十三−二十九歳は全チーム中で最も低い4・2%、十九−二十二歳の学生層も4・5%だった。また女性が56・8%で、全チームで唯一、男性を上回った。
観戦の動機は「成績がいい」が全チーム中一位で、J2優勝の昨季を象徴。「好きな選手の応援」は十七位だが、「好きなクラブの応援」は浦和や甲府、仙台に次ぐ四位だった。
調査は各チームのホームゲームで用紙を配布し、観戦動機など十一項目を聞いた。札幌は、昨年九月十五日に札幌ドームで行われた仙台戦で五百枚を配布、四百五十四人の回答を得た。
結果について、札幌を運営する北海道フットボールクラブの石井亮運営部長は「学生チケットなどの集客策がまだ浸透していない」と分析。その上で「(J1復帰の)今季は集客増のチャンス。ずっと応援してくれるファンを大切にし、新しい観戦者も満足してもらえるよう努力したい」と話した。