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邦人2人がゴム弾に当たり重軽傷

 パレスチナ自治区などで活動している民間団体や日本外務省は14日、ヨルダン川西岸のビリンで、イスラエルに対する抗議デモに参加していた日本人2人が1月25日、イスラエル軍が撃ったゴム弾に当たり、そのうち1人が目に重傷を負い、入院していることを明らかにした。もう1人も軽傷。

 同団体や関係者によると、目を負傷したのは、キシダ・カオルさんという名前の男性で広島県出身。エルサレムで入院中で失明の恐れがあるという。ビリンはエルサレムの北西約20キロにある。

 在イスラエル日本大使館の領事が14日、この男性と面会する予定で、けがの程度や発生状況などについて事情を聴く。

 日本外務省によると、2人はイスラエルによるパレスチナ側との分離フェンス設置に反対するデモに参加していた。

 キシダさんと病院で面会した同団体関係者によると、キシダさんは43歳、翻訳の仕事をしているという。世界各地を旅行中にヨルダン川西岸に立ち寄った。けがを負った後、通院していたが、失明の恐れがあるとして、今月12日に手術を行った。

 ビリンでは分離フェンスの建設をめぐり抗議運動が頻繁に行われ、パレスチナ住民を支援するため、世界各地から活動家が集まっている。ゴム弾はデモの鎮圧などに用いられる。

[2008年2月14日13時27分]

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