2008/01/30
メタボの陰には睡眠のトラブルが潜んでいることが多い。またそれがメタボを悪化させる原因となっていることもある。杏林大学病院・睡眠障害治療センターの中島亨氏(杏林大学医学部精神神経科准教授)は、メタボとの関係が深い睡眠障害に「睡眠時無呼吸症候群(以下SAS)」を挙げる。 SASは寝ている間に空気の通り道である上気道が閉塞し、一時的に呼吸が止まってしまう病気だ。無呼吸(10秒以上の呼吸停止)もしくは低呼吸の状態が、1時間に5回以上あるとSASと診断される。呼吸を再開しようと、ふさがった通り道を空気が無理やり通過するので、激しいいびきを伴う。 また夜中に熟睡できないために、昼間に強い眠気が生じることもある。中高年男性を中心に約200万人がSASにかかっているとされ、SASの男性の約半数が、メタボを合併しているとの報告もある。
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