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中国残留孤児ら春節祝う茶話会

2008年02月05日

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会場では「二〇〇八春節」の墨書が飾られた=高知市旭町3丁目のソーレで

中国で新年を祝う旧暦の元日(今年は2月7日)を前に、県内に住む中国残留日本人孤児らが1月31日、高知市旭町3丁目のこうち男女共同参画センター「ソーレ」で、「春節を祝う茶話会」を開いた。国に賠償を求めた訴訟は高知地裁で棄却(控訴中)されたが、国民年金の満額支給などを定めた改正支援法が成立したこの1年を、高知訴訟の原告団長を務める石川千代さん(73)は「天地がひっくり返り、新しい人生が始まった1年だった」と振り返った。控訴審の進行協議は2月6日に高松高裁である。

 会には、原告20人と「アムネスティインターナショナル日本支部高知グループ」のメンバーらが参加。石川さんがあいさつした後、訴訟や改正支援法、孫や子の国籍などについて参加者から意見が出された。最後は全員で、千昌夫の「北国の春」を歌って締めた。

 改正支援法の成立を受け、東京、福岡、山形の原告側は訴訟を取り下げたが、高知訴訟の原告団は取り下げはせず、和解を求める方針だ。

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