法律家を目指す若者に企業法務の知識を深めてもらおうと、主要企業の法務担当者でつくる「経営法友会」が12日、司法修習生と初の意見交換会を開く。法曹人口の拡大で就職難が懸念される新人弁護士の受け皿として企業の法務部門が注目されているが、採用はあまり進んでいない。交流を通じてこのミスマッチを解消したい考えだ。
意見交換会は東京都中央区の経営法友会事務局で開催。「企業法務の業務実態の説明と企業が求める人材」をテーマに司法修習生約50人と意見を述べ合う。
企業法務といってもメーカーや金融、商社、サービス業など業種によって求められる人材も違うため、企業側は業種ごとにどういう人材が戦力として必要なのか説明するという。(09日 17:18)