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「過剰反応控えて」 ギョーザ事件が在日中国人社会に影 (1/2ページ)
中国製ギョーザ中毒事件が、在日中国人社会に影を落としている。中国食料品店の中には日本人の客足が遠のいた店もあり、今夏の北京五輪を控え、日中友好ムードの高まりを期待していた関係者は戸惑いを隠せない。「過剰反応は控えて」と、インターネット上などでアピールする動きも始まった。
「日本人の客が、ぱったり来なくなった」。東京都豊島区のJR池袋駅近くの中国食料品店「池袋陽光城」。にぎやかな通りに面した24時間営業の店内で、朱我玄店長(40)は嘆く。
店の冷蔵庫の半分をギョーザが埋めるが、人気商品だった山東省製の冷凍水ギョーザの売り上げが落ち、1日に段ボール箱5箱前後が売れ残るようになった。
朱さんは「客の2割ほどが日本人。仕入れ計画を変えないといけない。メーカーも地域も違うのに…」と悔しがる。