昨夜ニュースZEROの中田英寿さんの番組を見ました。予定放映時刻をかなり過ぎてから約15分ほどの放送でした。今朝夫と話をしたのですが、記事を少し書き換えました。夫は社会で現役で働いているからか、冷静に判断できる人でした。
「中田、地球を旅する」
中田さんはもう50カ国以上も旅しているそうです(@_@)
http://www1.ntv.co.jp/zero/nakata/
私も子供を授かるまでは結婚→仕事を辞める→専業主婦のまま数年海外旅行にふけっていましたが、
「人生は旅である、旅は人生である」という理念はすごく理解できました。しかし、途中でその旅も終えました。
旅をしている間、友人たちはちゃくちゃくとキャリアを積み社会的にゆるぎない地位を築いていました。
旅をしてもお金があるうちはいいと思いますが、何か仕事に繫がるものは正直見つかりませんでした。
どこにいようと、自分は自分です。。違う世界でみるのは、そこで確固とした仕事をしている人なのです。
「世界遺産をみることが目的ではなく、そこのたどり着くまでの道のりに意義がある」
「何も考えずにそこの文化に溶け込み、いろいろな人とコミニュケーションしている」
と仰っていました。
風貌も彼がサッカーボールを蹴り始めるまでは、以前のスーパーブランドに身を固めた中田さんとは思えない旅人でした。
「仕事をしないで、ただ旅をしている」さすらいの人に、TVはミステリアスな中田さんという解釈をつけていました。
最後に男性アナウンサーが言った「中田さんはまだやりたいことが見つかっていないんですね。。」なる一言が少しひっかかりました。
見方によっては、ブータンのプリンスから、6歳で英語を話せるという教育水準のサッカー好きな子供たちまで、誰とでも交流できる中田さんは素晴らしく、ボランティア活動のようにも受け取れました。
原稿を読むという仕事をしているその男性アナウンサーは、与えられた仕事を素直にこなし、中田さんとは違う世界に住んでいました。いえ、中田さんが違う世界に住んでいるのでしょう。
アイデアはとても湧いてきている・・と中田さんは仰っていました。。
誰もしたことのない分野での仕事を見つけてスタートさせるのは、大変難しい事だと思います。
中田さんはサッカーをしている時は中田ヒデでしたが、それ以外の中田氏は、何も考えずにとにかく異環境に適応したい・・と考えているようでした。ここに少し注目して自分自身のことも考えてみました。
つい最近、これからの世の中は、適応力が求められている と、ある教育者の方から伺いました。
この目まぐるしく移り変わる世の中で、サッカーとは別のありのままの自分で上手く適応していく自分探しの旅、
いろんな国をめぐって獲得した経験の中から『適応力』という大きな力が生まれ、それが原動力となってきっと中田さんは素晴らしい仕事を始められるのではないかと思いました。
与えられた仕事を素直にこなせる適応力
新しい時代にあった仕事を自分で見つけることができる次代への適応力
これは同じ適応力ではあると思いますが次元が違う。。
どちらも求められているとは思いますが、前者は先天的素質が大きく、後者を獲得するのは経験に頼るところが多い後天的な性質があるように思えました。
サッカー好きな夫は、結局オンエアーを見ませんでした。
サッカーをしていないヒデには興味がもてないのでしょう。
現役を退いたら、解説する人になるか、人を育てるという仕事に携わるか、あるいは現役時代とおなじようにはいかなくとも、同じ仕事を続けるか・・飲食業や不動産業へ転身するという方法があるようですが、中田さんはそのどれでもないことを考えているのかな。
しかし、どんなことでも与えられた仕事を感謝して受けたり、既存の仕事を地道にするということはやはり王道。
性格的に適応できない人はつらい・・
つらくとも、適応しなければ社会でお金を稼ぐ事は難しいと思いました。
個性を重んじる、伸ばす教育の時代といわれてきましたが、子供たちには社会的つながりの中で素直に感謝し受け入れる事のできる柔軟な適応力を身につけて欲しいです。私には不足しているようですが。。
以前TVで元山一證券マンのその後を取材した番組をみましたが、とても苦労していらっしゃいました。
転職しつつ・・結局は証券の道に戻る人が多かった・・転身することの難しさを思い知ります。
転身するにも人とのご縁があってのものだね、仕事は人と人との繫がりなくしてはできないですね。
もっと適応力について考えてみたいです。
早速注文した本を取りに行こう・・・・
中田さんの次回のオンエアーが私は楽しみです。子供たちに向けられた彼の柔らかな眼差しが、とても好印象でした。
過去記事はこちらです→