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大雪の中、ご葬儀と生協労連の大会へ、京都市長選元教育長の素性

 今日は大阪は大雪。朝から雪の中を、布藤さんのお父さんのご葬儀に参列。山下よしき参議院議員もお見えになりました。喪主をつとめられたお母さんが式の最後の謝辞で、中皮腫とアスベスト被害についてしっかりとしたお話をされ、二度と被害者を生まない取り組みの重要性を訴えられたのが感動的でした。

 昨日の衆議院予算委員会での志位質問でも、派遣が禁止されている建設の解体現場で働かされている派遣労働者が「正社員が防じんマスクをするなか派遣労働者はタオルをまいただけで作業をしていた」などという実態を厳しく告発していましたが、アスベスト被害はいまだに決して過去のものにはなっていない現状があります。

 ご葬儀を終えて、生協労連大阪府連の大会へ。高速道路は見る見る雪に埋まり、あちこちで渋滞が発生。スピードを落とし慎重な運転を心がけて大会会場へ。生協の職場では、いま大問題になっている中国ギョーザの問題への対応に追われています。本日の大会には「中国製冷凍餃子の中毒事件にたいする認識と当面の方針」という生協労連第400回中央執行委員会の文書が配布されていました。

 そこには「生協労連中央執行委員会は、この事件を日本の食の安全にたいする重大な問題として認識し、食の安全・安心の確立に向けて全力をあげる」決意を表明。食の安全の確立、日本の食糧自給率の引き上げ、日本の農業を守る運動への前進に向けた方針の確立と具体化をはかることが述べられておりました。私からも食の安全・安心と生協への信頼を取り戻すうえでも労働組合の役割が決定的であること、そういった復元力の発揮への熱い期待を申し上げました。

 さて、いよいよ始まった京都市長選挙。日本共産党は弁護士の中村和雄さんをすいせんして京都市政の流れを変えようと全力を上げていますが、この間の大阪とは違い、何と京都ではいまだに自民・民主・公明・社民が「オール与党」で候補者を担いでいます。彼らが担ぎ上げたのは元教育長の門川大作氏。「大作」って名前だけで、およその推察がつくでしょ。

 この人物が市教育長時代に、創価学会教育部の会合に何回も出席し、その意見を市の教員研修に採用していたことが、当事者の発言で明らかになりました。創価学会教育部は、創価学会文化本部に所属し、小中高校教員の学会員を統括する部門。元学会本部関係者によると「創価学会の教育理念を教育現場に普及するのが主な任務」です。教育長の立場で特定の宗教団体の正式な会議に出席し、教育行政に反映させたということは、憲法の政教分離原則にふれ、教育の公正・中立を侵害するものだと言わねばなりません。

 明らかになったのは2月6日に開催された門川大作陣営の政談演説会(公明党担当)。この演説会では竹内譲公明党府副代表が「(門川さんの)一番いいところは、(大作という)名前です」と、池田大作氏と同名であることを強調。門川氏が創価学会教育部の教育実践大会にいつも参加していることを紹介した上で、この創価学会内部の教員の研修を「京都市の教師の研修に用いよということで採用された」などと紹介しました。

 その後に演説に立った門川氏もこれを否定するどころか以下のように述べました。「人間教育実践、研究大会、発表大会、毎回、国際文化会館に寄せていただき(拍手)、関西大会は奈良でも滋賀県でも大阪でもありました。皆勤賞と言われたくらい(笑い、拍手)みなさんようきてくれはるなあとお礼いうてくれはる。とんでもない、私の、そこにほんまもんの教師がある。正義感に満ちた教師がおられる。そして素晴らしい実践されている。本当に胸が熱くなる。もう目頭が潤むようなことがいっぱいありました。私はあちこちで教員研修や全国を回っていろんな話をする時にその話を誇らしげに語らしていただき…」

 「同時に公明党創立者、池田大作名誉会長のお言葉、子どもにとって最大の教育環境は教師自身である。この言葉の深みを感じました。またいま子供の学び、育ちをめぐって様々な課題があります。本当に社会一丸となって取り組んでいかねばならん。その時にまた名誉会長の社会のための教育ではなしに教育のための社会でなければならない、この完璧な言葉に私たちが進むべき道、しっかりと指し示していただいているなとそんなことを痛感いたしました…」

 「私は『潮』を愛読させていただいています。公明新聞、聖教新聞、長らく読ませていただいております(拍手)。昭和三十九年に日大講堂で公明党の結党大会があった。その時に二本の垂れ幕が下がった。…ますます公明党の存在が輝いている」などと悪びれもせず素性を明かしました。日本の伝統仏教の総本山が軒を連ね、「仏教のふるさと」とも言うべき京都に、ほんとうにこのような市長を許してよいのでしょうか。公明党はともかく、この人物を「オール与党」で担いでいる自民・民主・社民の各党の見識を疑います。

 
 
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