ドラえもん のび太の恐竜2006
 キャストを一新し、一年のブランクを経て公開された「のび太の恐竜2006」
内容は映画第一作のリメイク。その出来は果たして・・・?




 ドラえもんってちょっと子供向けすぎる感じがして敬遠していたのですが、これはすごく感動できました!原始時代に行くときのワクワク感や、恐竜たちの大迫力のアクションシーン、それに悪役らしい悪役の皆さん(船越英一郎さんの黒マスクが、もう!)に、最後は悲しいお別れ・・・見ていて本当に楽しくって90分間があっという間でした。大人の人も子供の頃に戻れる素敵な作品だと思います。 それとピースケ役の神木クンがすごく素敵でした!
★★★★★ ★★★ (8点)



今も昔もドラえもんは内容なき集客マシーンだ。どこかで見たような設定、ストーリー・キャラクターをつぎはぎして、適当に泣かせるシーンを挿入する。だが、ドラえもん独自のものは、何もないのだ。 それは確かに金を儲けようとしている側からすればこれほど手っ取り早く、おいしい話はないだろうが、そんな風にして作られたものがこうも流通している現状は、アニメ、映画界からすれば大変不幸なことであるに違いない。だがもういい分かった。小学館および藤子プロたちの宣伝力は凄い。 業界最底辺で頑張ってくださいとしか言いようがない。
★★★(3点)



なんだかPTAの皆様や、童心を忘れていないらしいオトナの方々からはウケの良いドラえもん映画だが、今回も私にはさっぱり面白くなかった。理由は物語が幼稚だったからではない。子供向けだからある程度の拙劣さは我慢しなければならないというのは最初から分かりきったことだ。それでもどうしようもなく退屈なのは、映画らしさというものが全く感じられないからだ。絵面、演出等がショボすぎて、わざわざ劇場まで足を運ぶ価値がない。テレビで飯を食いながらボーっと流し見しているのと、まったく代わり映えがしないのだ。これまでもドラえもん映画が1年足らずでテレビスペシャルで流されるあたりも、そのことを象徴しているのではないか。絵面もしょぼいしまったくいいとこナシ。
★★(2点)



 わざわざ1年間休んで、それなりに名の通った人材をかき集めて出来た結果がこれですか(笑)。いくら子供をナメ切っているとはいえ、これはないでしょう。脚本も演出も作画も声優も全てがダメ。何年前だよと突っ込みたくなるような適当な悪役の描写やイノセントな小動物に何かを託すという発想とか、絶叫して感涙のお別れシーンの表現とか旧態依然としたセンスが見ていて本当に辛い(笑)。TV版もそうだけど、ドラえもんって今、相当厳しいところにいると思う。こんなどうしようもない代物が、ネームバリューだけでQJとかで特集組まれちゃったりするあたり、チープな時代になったんだなあ、と色んな意味で感慨深い。「ゲド戦記」と並ぶ今年を代表する不良債権映画。
★★★(3点)
by wakusei2ndnews | 2006-08-15 10:22 | others
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