JR大阪駅前の大阪中央郵便局跡に建設される超高層ビルに、「東京ディズニーリゾート」(千葉県浦安市)を運営するオリエンタルランドが拠点を設けることが6日、わかった。劇場を核とする屋内型の娯楽施設を設置するとみられ、ビルの目玉になりそうだ。近くには劇団四季の劇場もあり、一帯での娯楽施設の集積が進み、相乗効果も期待される。
オリエンタルランドが入居するのは、日本郵政とJR西日本が共同で開発するビル。敷地約1・3ヘクタール、高さ180メートル程度の超高層になる予定で、23年度ごろの完成が予測されている。商業施設やオフィスのほか中央郵便局も入居する。
昨年5月、オリエンタルランドは中期経営計画を発表。その中で、関東圏以外の大都市中心部に、米ディズニーと共同開発する都市型娯楽施設を設ける目標を掲げている。東京ディズニーリゾートだけにとどまらない新たな成長基盤をつくるためで、大阪のビルへの進出がその第1号になる可能性もある。
一方で同社は、東京ディズニーリゾート内に、世界的に有名なエンターテインメント集団「シルク・ドゥ・ソレイユ」専用の常設劇場も建設中で、10月の開業を予定している。大阪で運営する劇場では、ディズニーの演目かシルク・ドゥ・ソレイユを上演すると予想される。
(2008/02/07 7:53)
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