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「赤福」が営業再開 本店などで4カ月ぶり (1/2ページ)

2008.2.6 08:59
このニュースのトピックス不祥事
約4カ月ぶりに営業を再開した赤福本店=午前6時20分、三重県伊勢市約4カ月ぶりに営業を再開した赤福本店=午前6時20分、三重県伊勢市

 消費期限偽装などで三重県から営業禁止処分を受けていた和菓子の老舗メーカー、赤福(三重県伊勢市)が6日、約4カ月ぶりに営業を再開した。しかし、当面は同市内の3店舗に限っての営業で、「赤福餅」が全国に知られる伊勢名物としての地位を保てるかどうかは、今後の同社の姿勢にかかっている。

 この日は午前5時から伊勢神宮に近い本店で営業を再開。その後近くの2店でも営業を始め、訪れた客らが次々と「赤福餅」を買い求めていた。

 同社が行っていた不正行為は、店頭から回収した「赤福餅」の包装紙を新たな製造日のものに替え、消費期限を偽る「まき直し」▽あらかじめ製造日を印字する「先付け」▽消費期限切れの「赤福餅」をもちとあんに分け、再利用する「むき餡(あん)」「むき餅」−など。

 同社は食品衛生法違反で三重県から無期限の営業禁止処分を受けてから約3億円をかけて、同市の本社工場の改修を実施してきた。以前は包装紙に「謹製日」として製造年月日を入れていたが、不正を防止するため、「赤福餅」を詰める折り箱の側面にも製造年月日を印字する機械を新たに導入。包装紙と折り箱の両方に、製造年月日が明記されることになった。

 また、同社は以前、店頭から回収した商品を冷解凍し再出荷する不正も行っていたが、今後、冷解凍ができないようにするため、「赤福餅」に関する冷解凍設備はすべて廃棄した。

 売れ残って回収した商品はすべて廃棄することも決めており、売れ残り品を一時保管する「廃棄品保管室」を新設。回収品はすべてここで保管し、外部に委託してすべて廃棄するという。

このニュースの写真

約4カ月ぶりに営業を再開した赤福本店=午前6時20分、三重県伊勢市
開店前にあいさつする赤福の浜田社長=午前5時、三重県伊勢市
販売が再開された赤福。箱の下にも製造日が表示されている

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