08年02月05日 22:10 |
部屋にはいって、ベッドの上に正座をして(正座させて)向き合いました。 「ペンケースは、もう、どうでもいい。おまえは他人に迷惑をかけた。わたしは、おまえの嘘を許さない。おまえの嘘を、そのままにしてチェックアウトなんかしない。わたしを、舐めるな。ペンケースが見つかるまで、なにもかも犠牲にして探しつづける。さぁ、言え。どこに隠した」 息子は、うわっと泣き出しました。 「じゃあ、ほんとうのことをいうよ。でも、あぁ、でも、どうしよどうしよ、ほんとうのことをいったら、ママに怒られる。どうしよどうしよ」 息子は足踏みをしておしっこを漏らしました。 着替えさせて、落ち着かせてから、彼がいいました。 「ママは、タケが嘘を吐いて他人に迷惑をかけてるから、怒ってるんだよ。ほんとうのことをいえば、怒らないと思うよ」 わたしはいいました。 「ほんとうのことをいえば、怒らない。約束する。ごはんを食べて、うちに帰る。だから、お願いだから、ほんとうのことをいいなさい」 と、いっているうちに、また、泣けてきました。 息子は、窓辺に走り寄って、泣き崩れました。 「窓から投げ捨てたんだよぉぉぉぉ!! 鋏を使ったことがバレたら怒られると思ったから、ここから投げたんだよぉぉぉぉぉ!! あぁ、どうしよう!! ママの大事な万年筆が壊れてたら、どうしよう!」 わたしと彼は、顔を見合わせました。 泣き方が、嘘だとは思えません。 窓の下は植え込みになっています。 息子を部屋に待たせて、わたしと彼は探しに行きました。 午後2時をまわっていました…… (↑↑上へつづく↑↑) |
08年02月05日 21:54 |
12時になりました。 フロントから電話がはいりました。 「5●●号室のお客さまがチェックアウトなさりました。ただいま、そちらに参りますので、ごいっしょにご確認、ということでよろしいでしょうか?」 わたしと息子は、フロントの女性の案内で、1泊目の5階の部屋にはいりました。 「チェックアウトされたばかりの部屋で、ベッドなどそのままですので、あまり……」 フロントの女性は、「あまり見るな。早くしてほしい」という口ぶりでした。 わたしは部屋にははいらず、息子にいいました。 「自分でとってきなさい」 息子はつかつかと部屋にはいり、テレビの向きをくるっと変えて、うしろに手を突っ込みました。 「あれ? ないッ!!」 おおげさな演技でした。 わたしは、息子の前に立ちました。 「ないはずないでしょう?」 いくら探しても、ありませんでした。 フロントの女性は迷惑そうな顔をして(実際、迷惑以外のなにものでもなかった、と思います)部屋の入口に立っています。 「ぜったい! 100パーセント! ここに隠したのに、ないッ!」 わたしは、息子を睨みつけました。 「あんたは、ホテルの清掃係のひとか、お客さんのどちらかが盗んだっていいたいんだね? 嘘吐きッ! いい加減、ほんとうのことをいいなさいッ! ホテルのひとに迷惑をかけるなッ!」 「あッ! 思い出したッ! ベッドの下だッ!」 息子はベッドの下を探しはじめました。 ありません。 ソファーの下に手を突っ込んでも、クローゼットを覗いても…… ……ありませんでした。 情けなさのあまり涙が出てきました。 わたしは泣きながら、息子の頭をひっぱたきました。 「嘘吐きッ!」 息子は泣き出しました。 「すみません、嘘を吐いてるようなので、いったん3階の部屋に戻ります。ご迷惑をおかけして、申し訳ありませんでした」 わたしはセーターの袖で涙を拭いながらフロントの女性に謝って、息子とともに3階の部屋に戻りました。 (↑↑上につづく↑↑) |
08年02月05日 21:35 |
「嘘」について、お話しします。 当初は、7時に起床し、朝ごはんを食べて、9時台のディズニーランド→横浜駅のバスに乗って、給食前に学校に到着、という予定でした。 しかし、わたしは、目を醒ました息子に、こう質問したのです。 「昨日、お風呂で髪洗ったときに、切った髪がいっぱい出てきたけど、あれは、なに?」 (息子は、鋏で自分の髪を切る癖があります。とにかく、毎日大人の目を盗んではチョキチョキチョキチョキ切り刻んでいます。ですから、家のなかでは鋏を隠し、担任のY先生には鋏を没収されています。それでも、級友の鋏を借りて、チョキチョキチョキチョキ執念のごとく切っています) 息子はいいました。 「ママの鋏で切った」 「鋏?」(鋏なんて、持ってきたかな?) 「ママのペンケースから取り出した」(ペンケースなんて、持ってきたかな? あぁ、でも、ホテルで手紙の返事を書こうと思ってたから、持ってきたのかもしれない……) 「どこにあるの?」 「テレビの裏に隠した」 わたしは、テレビの裏を探しましたが、見つかりません。 「朝ごはん食べたら、チェックアウトして、バスに乗って、あんたは学校に行かなきゃいけない。フザケテる時間はない。本当のことをいいなさい。ペンケースは、どこにあるの?」 「ベッドの下」 ベッドの下にも、ありませんでした。 「嘘を言ったら、ペンケースは出てこない。本当のことを言えば、ペンケースは出てくる。ペンケースのなかには、東さんの形見の万年筆がはいってるし、ママの仕事先の担当編集者の名刺がはいってるんだよ。失くしたら、困るの。さぁ、ほんとうのことをいいなさい」 「あぁ、思い出した! クローゼットのなかだ!」 クローゼットのなかにも、ありませんでした。 わたしは、息子のほっぺたをひっぱたきました。 (わたしは、必要なときは、手を挙げます。ただし、グーではやりません。物も使いません。平手で、力を加減して、ほっぺた、あたま、手の甲、おしり、ふくらはぎなどをひっぱたきます。ちなみに、わたしの両親はグーで殴りました、ハタキやホウキも使いましたね) 息子は、「じゃあ、いいます、今度こそ、ほんとうのことです。ペンケースが100パーセント出てくる場所をいいます」と前置きして、最初の日に泊まった5階の部屋のテレビの裏に隠した、と白状し、隠したときの前後の状況を語りました。とても細かい説明だったので、... |
08年02月05日 19:23 |
薬局でクスリ待ちっす。 我が家はall花粉症なので、辛い季節の到来……今年は多いみたいっすね…… |
08年02月05日 19:18 |
インフルエンザじゃありませんでした!! フツーの風邪でした。 インフルエンザを警戒して(同級生にうつしたら一大事だから)学校休ませましたが、明朝熱が下がったら、行かせられそうです。 |
08年02月05日 18:44 |
急がないで急げ! |
08年02月05日 17:46 |
風邪で熱があがってきたので(雪降るディズニーランドを歩かせたせいもあると思う)耳鼻咽喉科に連れてきましたが、23人待ちです。う〜む、夜中熱があがると厄介なので、薬をもらっときたいんですが…… 夕飯食べさせて、出直します…… 風邪、流行ってるんですね。 |
08年02月05日 17:19 |
『柳美里不幸全記録』のほうが、ギャクタイの疑い濃いぜ。 2ちゃん人権らーのみなさぁん! アレは時効れすか〜? |
08年02月05日 16:44 |
ひとことだけ言っておきますが、 「今日のできごと」は、 「交換日記」と同様に、 広義な解釈で「フィクション」です。 どういう写真に、どういう文章をつけるかは、かなり計算しています。 ポイントは、読むひとの感情をいかに煽るか、です。紙媒体への原稿よりも、生で感情的な表現を選んでいます。 真に受けるひとが皆無だったら面白くないわけですが、アレ読んで、児童相談所に通報する「読者」なんて、マジいるんすね〜 ま、本望っちゃあ本望ですけど、 さきほど、息子の宿題みてやってるときに、児童福祉司が3人(男性2名、女性1名)もいらっしゃいまして、あがっていただいたんですがね、 ま、わたしはわたしで、そんなあなたがたの(わたしの書いたものに対する)反応を楽しんでいるので、 せいぜい踊ってくださいな、ね! さぁ、シェイク! シェイク! ブレイク! ブレイク! |
08年02月04日 17:12 |
最後にいったこと(もし、それが嘘だったら、夕食も抜くよ、と脅した)は、嘘ではなかった。 嘘つきで強情…… 最悪…… |
08年02月04日 17:01 |
このまま育ったら、嘘つき演技型の犯罪者になるかもしれない。 |
08年02月04日 16:54 |
あまりに嘘つきなので(そして次から次へと嘘をつきつづける)朝7時から15時までひっぱたきまくり、学校休ませ、罰として朝食も昼食も与えていません。 いま息子のいうことが本当か、彼に確かめに帰ってもらってます。 もし、それも嘘だったら、千葉のホテルに戻ります。 糞野郎ッ! |
08年02月04日 16:35 |
もうすぐ鎌倉。 息子の嘘に振り回され、たいへんな目に遭いました。ホテルのひとにもご迷惑をおかけしました。 口に出すのもイヤですが、自宅に帰って落ち着いたらPCで書きます。 |
08年02月03日 11:47 |
これからディズニーランドに行きま〜す! ど〜しよ〜か〜べつの日にしよ〜か〜と迷いに迷いましたが、取材は今日しかできないので、ほとんど決死隊で…… |
08年02月03日 8:39 |
わ、ふぶきだし…… 困ったな…… 原稿のタイミングで、今日しか取材できないんですよぉ…… キビシーな…… |