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【社会】

被害者二女夫婦に執行猶予 紀元会事件、犯人隠避罪で

2008年1月29日 18時33分

 長野県小諸市の宗教法人「紀元会」会員の奥野元子さん=当時(63)=が集団暴行死した事件で、奥野さんの夫らと「家族でけんかした」と警察に虚偽の供述をしたとして、犯人隠避罪に問われた奥野さんの二女森美智子被告(26)と、その夫池勇治被告(31)の判決公判で、長野地裁は29日、森被告に懲役10月、執行猶予3年(求刑懲役1年)、池被告に懲役1年、執行猶予3年(求刑懲役1年)を言い渡した。

 土屋靖之裁判官は判決理由で「組織的な暴行を身代わり犯人となって積極的に隠しており悪質」と指摘。一方で「紀元会と関係を断つ意思を示している」と述べた。

 一連の事件で、長野地検は傷害致死罪などで両被告を含む26人を起訴した。

(共同)
 

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