ニュースのたね

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皆さんの目に触れ、今後大ニュースとして芽吹いてほしいという意味をこめて、「ニュースのたね」のページに掲載しました。

志の輔らくごinPARCO

季節はずれの歓喜の歌が渋谷に

大野 もとみち(2008-01-28 11:00)
立川志の輔さんの渋谷PARCO落語
一ヶ月公演の本日、千秋楽を観てきました。

演目
一席目 「異議なし!」
噺の枕は、環境問題について、そこから温暖化会議の話題。
実際会議では、何も決まらず会議が終わってしまうという
どうにも気持ち悪さが残るというフリから。

ある地域のマンション内エレベーターで事件が発生。
警察から、事件を未然に防ぐためにエレベーターに
に防犯カメラを設置するよう言われ、
「下板橋ヒルズ」でも防犯カメラをエレベーターに設置するしないという会議の模様の新作落語噺。
2人以上あつまると物事は決まらないということを
役員会にたとえて面白おかしく見せてくれました。

二席目 「宿屋の富」
ある宿屋が舞台。お客に愛想をふりまく主人。
しかしここに泊まりに来たある客は自分には構うなと言う。
聞くと、自分は商売しているが儲かって仕方がない。
お金ありすぎて苦労をしているので、方々貸している人に
お金を返すなとお願いをする旅に出ているとのこと。
そんな中、宿屋の主人が、副業でやっている富札を取り出す。明日結果が出る富札が一枚売れ残っているので買い取って欲しいという。しかしお客は、一分で千両当たる富札だと話を聞くと、「また邪魔になる」「もし当たったら千両のうち五百両を主人にやる」と約束する。
が、実はお客は大富豪でもなんでもない。ただの人。
そして宿屋の主に渡したの一分が最後のお金。全財産。
調子よく大富豪の振りをしていたら、宿の主人が本気にしてしまったという。
そして、翌日 富札の当選日 なんと
彼の富札が1等の千両が当選して。。。という噺

三席目 「歓喜の歌」
この新作落語が映画化され、2月2日より公開されます。
この噺は、師匠の地方公演体験から生まれたそうです。
ある地方へ呼ばれて会場へ行ったが、主催者が楽屋に来ない。
仕方なく師匠は、噺だけやって「今日は誰に呼ばれて行ったんだっけ?」とその会場を後にすることがあったとか。
またその会場の人の対応にも言いたいことがあって、
そんな体験談からこの噺は生まれたそうです。

噺はみたま町の公民館主任が、大晦日の同じ時刻に、
2つのママさんコーラスの予約をダブルブッキングしてしまった
ことから始まって様々な人を巻き込んだ騒動を描いているもの
そして噺の最後に本物の60人のママさんコーラスによる
「歓喜の歌」の合唱で締める。

ラストは、師匠と松永鉄九郎社中の演奏による三本締めで終了。

演目のチョイス、噺の演出、表現力。
とても上手かった。笑いあり、涙ありとすばらしい時間を
過ごせました。

オーマイ・アンケート

東国原宮崎県知事のイラスト乱用問題、どうするのが良いと思う?
大谷 憲史
これまで通り、誰でも自由に使える方が良い
悪質な業者に注意し、今後の使用を禁止する
今後の新規使用は全面禁止にする
管理会社を立ち上げて、きちっと管理する
県外の話なのでどうでも良い