社会を元気にする源は、子どもたちの笑顔です。だから、「子どもたちが笑う」ことに大阪府の資源を集中し、これに多くの投資を行います。また、誰もが安全で安心して暮らせるよう、社会のセーフティネットを整えます。
◆安心して子どもを産み育てられる大阪に
- 産科・小児科などの医療施設と、医療費支援の充実をめざします。
- 若い人が働きやすい駅前保育など、保育施設・内容の充実に取り組みます。
- 若い人たちが結婚、出産しやすいように、公営住宅の家賃見直しや、家賃補助に取り組みます。
- 空いている公立小・中学校等の施設を、良質・安価な民間学習塾への開放をめざす市町村を支援します。
◆公立小学校に緑があふれる大阪に
- 公立小学校等のグラウンドを芝生にするなど緑化支援に取り組みます。
◆食育教育の充実で、子どもが伸びやかに育つ大阪に
- 公立中学校への給食導入を考える市町村を支援します。
- 食育教育と取り組む「栄養教諭」の積極的な導入をはかります。
◆明るく豊かな学校生活がおくれる大阪に
- いじめられている子どもの緊急避難や、多様なクラブ活動を選べるように「学校選択制」の活用をめざします。
- 子どもが笑える明るい学校にするために、教員がリフレッシュできる制度を創出します。
◆多様な府立高校が選べる大阪に
- 府立高校の学区制及び入試制度を再考し、中学生時代のクラブ活動歴を評価することで、主要教科を重視する高校や、クラブ活動を重視する高校など、多様化をはかります。
◆ボランティア団体・NPOに活気がある大阪に
- 住民と行政が一緒になって支えてきた地域社会のあゆみを大切にし、「民」の街・大阪のポテンシャルをさらに高めるため、高齢者や社会的弱者をケアする福祉ボランティア団体やNPOの公共公益活動を市町村とともに支援していきます。
◆専門的な公立病院のある大阪に
- 大阪府内を広域ブロックに分け、それぞれのブロック内の公立病院間で、得意とする高度医療専門分野を分担します。
- 府内の民間病院との連携も緊密にはかっていきます。
人が集い、にぎわいのある街を演出するために、地域が「イベント」を開催しやすいように、制度を充実させます。
◆メリハリの利いた補助制度がある大阪に
- 補助金の申請に対して、府民が参加して審査できる補助金審査制度を創設します。
◆商業地域・市街地に人が集まる仕組みづくりのある大阪に
- 府民が多く参加できる大規模イベントを、職員も汗をかくことで実現します。
- 「石畳と淡い街灯」など、コンセプトをもった商業地域や市街地の景観整備を行い、人が集まる街をめざします。
- 雰囲気の良い景観に、雰囲気にあった施設が集まるように、施設配置を誘導します。
- 花や緑あふれる街は、地元の人たちも自主的にそれを守り、育てようとしますから、地元市町村が整備しやすいように、強力に支援します。
大阪には、多くの中小企業が保有する分厚い知的財産の蓄積があります。この企業群を活性化するため、私は、中小企業のトップセールスマンとして、先頭に立って、国内、アジアそしてアメリカやヨーロッパへの、大阪企業の紹介に努めます。
◆府庁全体が中小企業振興のサポーターとして働く大阪に
- 中小企業を活性化するには、新規取引増加につきます。大阪の中小企業の持つ高い技術力をPRし、顧客を増やし、売り上げが上がるように、私もセールスマンになります。
- 技術力があっても、広告宣伝費に資金を割けない中小企業のために、府庁が広告宣伝を行える制度を創出します。
- 大阪、さらに全国の主要都市で、大阪の中小企業を紹介するコンベンションを開催し、新規得意先が一つでも増えるような仕組みを創ります。
◆大企業の要望を取り入れられる大阪に
- 助成や税の優遇などに頼らず、業界の活性化に役立つために、どのような制度や社会環境が必要なのか、大企業のご要望をじっくりと聞くための場づくりを行います。
- その上で、投資対効果の高い投資を見極めて、そこに資源を集中します。
◆大阪府立大学という「シンクタンク」がある大阪に
- 府民税を投入している大学ですから、蓄積された知識を府民へ還元できるように、大阪府立大学を「府民シンクタンク」と位置づけます。
- 大阪府行政に対してもアドバイスできる機関とし、大阪府から依頼があった場合には、必ず回答をいただけるような制度を確立します。
財政再建のため、今まで示したトライ1から3のプランへ優先的に予算を割り当て、不急の予算は大胆にカットすることで、予算の効率的な運用を図ります。
子どもが笑い、府に活力が出て、石畳と街灯の街に花が咲き、「大阪っていい街だね」と府民が感じてくれることが、自分たちにとっても最高の喜びだ、と思ってくれる職員があふれる府庁をめざします。
◆むだな出費を抑えた大阪に
- 府民の税であることをしっかりと認識し、府政全事業をゼロから徹底的に見直します。これまでの慣例などにとらわれず、事業の必要性と効果を知事自ら徹底的に吟味します。
- 大阪府が出資している法人は、一旦すべて見直しし、民営化可能な法人は民営化します。
- 大阪府が保有する土地・施設に関しては、企業が進出できそうな立地条件の物件以外は、売却をめざします。
- 行政サイドには、「民間のような経営能力はない」ことを前提に、自ら経営することがムダと判断される事業は、民営化・売却をめざします。
- 歳出カットの一環として知事の退職金は50%の引き下げを行います。
◆道州制をめざした投資会社大阪府庁に
- 住民への直接サービスは市町村にどんどん権限を委譲します。府庁は、各市町村にまたがる事業や各市町村の調整、また大阪府の向かうべき方向性を決定する司令塔の役割に徹する組織に再編します。
- 現在の大阪府の事業は、効果が見えにくいプロジェクトや単なるお金貸しの事業ばかりです。今後は、効果がはっきりと見える事業にしか投資しません。
◆府議会からのチェック機能が働く大阪に
- 大阪府議会は、政策立案とともに、大阪府政のチェック機能も担っているのですから、議会事務局機能の強化・拡充をめざします。
◆情報公開の徹底した大阪に
- 情報開示を専門的に担う部局を設置し、府民に徹底的に行政をチェックしてもらう体制をつくります。
- 府職員OBの再就職先を厳しくチェックし、再就職先と大阪府との取引関係、特に随意契約を審査し、常に襟を正していきます。
- 全国自治体の情報公開ランキングでトップになることをめざします。
◆大阪の笑顔のために,国とたたかう大阪に
- 税財源の委譲と、補助金の一般財源化を強く国に働きかけます。
- 税源委譲によって、国と地方の税収割合が現状の6対4から、5対5になるように国に働きかけます。
◆府職員の士気が満ちあふれる大阪に
- 府職員が喜んで汗をかこうと思ってもらえるような、人事評価制度の創設をめざします。
- このプランの実現に向かってともに働いてくれる、職員のプロジェクトチームを知事の下に置いて、徹底して汗をかいてもらいます。
- 知事が直接評価する職員提案制度の実施や、社会人入学の支援など、府職員には「府民のために働く」ということに夢を抱いてもらいます。
- 府職員には事業効果をはっきりと意識してもらいます。これまでの慣例にとらわれない、自分たちの仕事によって大阪の変化がはっきりと感じられるような事業計画を立てます。