作業療法学科 3年制
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作業療法士の |
作業療法士の仕事とは
日常生活に必要な作業や活動訓練を通して、心身に障がいのある人たちが本来持っている機能の回復を図り、社会生活への復帰を促す。それが「OT/オキュペーショナル・セラピスト」と呼ばれる作業療法士の仕事です。精神障害領域のリハビリテーションもOTの専門領域であり、治療の対象となる方の社会適応能力を育てることが最終的な目標となります。 |
作業療法士が |
作業療法士が求められる背景
急速に進む少子高齢化社会において、対象者の社会生活まで含めたトータルな医療=全人医療が必要とされるようになりました。そんな中、質の高い「リハビリテーション医療」への要望は高まる一方。チーム医療を担う作業療法士に求められるスキルもより高度化し、医療現場における役割が重要になっています。また保健予防・福祉・介護・教育・スポーツなど、その活躍の場も広がり続けています。 |
職員からの |
職員からのメッセージ
私たちがいつも何気なく行っていること、そのすべてを治療手段とするのが作業療法です。普段の生活を意識することは難しくもあり、作業療法の魅力でもあります。作業療法士は、障がいをもった方の生活のしにくさを科学的に分析し、その人らしい生活の再獲得を目指します。作業療法を学ぶ皆さんには、「教わる」だけでなく「自ら学ぶ」姿勢を持ってほしいと思います。また、教員や共に学ぶ仲間との関わりを通して人間的にも成長していただきたいのです。作業を科学的に捉え実践するスピリットと、対象者の生活を援助するマインドを兼ね備えた、信頼される作業療法士を目指しましょう。
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学生の皆さんを見ていると、入学から1年、2年と経過するにつれて「そういえば彼(彼女)、最近、顔が引き締まったな」と気づかされる瞬間がたびたびあります。講義や教員指導の直接的な効果も多少はあるかもしれませんが、それだけとは思えません。同じ志を持った仲間同士でお互いに高めあったり、実習体験などを通して自ら変わろうという努力を続けてきた結果ではないかと思います。そうした意思を持った学生たちのサポートをしていきたいと思っています。共に頑張りましょう。
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作業療法士の |
作業療法士の活動分野
作業療法士の活動分野は主に医療機関ですが、健康増進、福祉行政、在宅医療、老人保健、福祉など多種多様な方面からのニーズにより、職域は拡大しています。
医療機関 | 総合病院・大学病院、一般病院、リハビリテーションセンター、 労災病院、精神・神経科病院、小児病院、クリニック、 在宅介護支援センターなど |
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保健施設 | 保健センター、精神保健センター |
小児福祉施設 | 児童相談所、肢体不自由児施設・母子通園施設、心身障害施設 |
高齢者施設 | 介護老人保健施設、デイケアセンター、高齢者サービスセンター、 介護老人福祉施設 |
身体障害者施設 | 身体障害者更正施設・療護施設・授産施設、身体障害者更正相談所、 知的障害者更正施設・授産施設、精神障害者授産施設 |
福祉行政機関 | 福祉行政機関、福祉相談所、社会福祉協議会 |
その他 | 福祉機器センター、小規模作業所など |
作業療法士に |
作業療法士になるためには
1年次 | 科学的思考の基盤と基礎 |
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人間の生活 | |
人体の構造と機能 | |
人体の運動 | |
心身の発達 | |
保健医療福祉とリハビリテーションの理念 | |
基礎作業療法学 | |
作業療法評価学 | |
医学演習 | |
臨床見学実習 | |
2年次 | 疾病と障害の成り立ち及び回復過程の促進 |
作業療法治療学 | |
地域作業療法学 | |
評価学実習 | |
3年次 | 作業療法臨床実習 |
治療学実習 |