ガンの旅 迷走記

一言メッセージ :前立腺ガンにかかり、手術ではなくホルモン療法から始めた闘病記

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ガンの旅 迷走記(2)

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救急患者のタライマワシを何とかせにゃ!

 今日は泌尿器科の予約受診の日で、リュープリン注射をしてもらい、42日分

の飲み薬カソデックスを受け取ってきました。前回採血のPSA値が変わらないの

で、今の治療方法継続ということです。 病院内は患者であふれかえっていまし

た。採血した看護士の女性に「随分混むね。」と言ったら、「年が明けてから毎

日こうなんですよ。」との返事でした。開院当時(2005年7月開院)の閑散とし

た静かな待合室は何処へやら、ですが、これも地域と結ぶ医療施設として定着し

てきた現れともいえましょうか。

 と、能書きを垂れてるどころではない厳しい事実を、3日前に体験しました。

 1月13日の夜 尺八の新年会で上機嫌の帰宅をしたところ、居間で妻が倒れ

ていたのです。ひとりではどうも出来ないので、生まれて初めて救急車を要請し

ました。

 時刻は 23:00。管轄の救急車が出動中というので、隣接署の救急が10

分後の 23:10に来てくれました。救急隊長以下3名の方はてきぱきした行

動でストレッチャーに妻を乗せ、無事、救急車内に運び入れてくれました。ここ

までは順調です。が、それからの受け入れ病院探しが大変でした。2人の隊員が、

消防庁内に届出された受け入れOKの病院に片っ端から電話したのですが、次々

断わられたのです。

 イワク 手術中だ 専門医が泊まっていない 空きベットが無い などなど。

一体どうなってるの? 

 ようやく受け入れ病院が決まったのは 0:40ころ。一体いくつの病院に当

ったのかは聞きませんでしたが、約1時間半の間の救急隊員のご苦労を、はから

ずも目の当たりにすることができました。それにしても、地域密着のはずの医療

機関の非情さに眼を疑うばかりでした。「時間がかかってすみません。」と謝る

隊長に、「たらいまわしは産婦人科だけじゃないんですね。」とあきれる私。

これじゃいくらなんでも病人も救急隊員も可哀そうです!

 東国原知事の言い方をまねて、私も叫びたくなりました。 

「救急患者のタライマワシをどげんかせにゃならん!!」と。

閉じる コメント(12)[NEW]

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たいへんでしたね!!奥様は大丈夫なのでしょうか? 削除

2008/1/16(水) 午後 8:37 [ conn0613 ]

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有難うございます。当夜は、もしやと思って娘も呼んだのですが、妻はその後回復に向かい、おかげさまで明日あたり退院できそうです。ご心配かけました。

2008/1/16(水) 午後 8:46 [ oudou71 ]

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oudouさん大変でしたね。でも退院できるとの事一安心ですね。
正月も半月過ぎましたが正月気分を味わえるのは瞬間瞬間といってもいいくらいにその時々のストレスとか緊張感が解けませんね。
私達の年齢になると多かれ少なかれいろいろな事がありますね。
oudouさん頼りにしています。頑張ってください。

2008/1/17(木) 午前 9:56 [ x68ahhh ]

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今日は風の冷たい中、妻が退院しました。ahhhさんのおっしゃるように人生いろいろなことがありますが、残り少ない生きてる時間を、精一杯過ごしたいと思います。頼りにならない、結構手前勝手な私ですが…。

2008/1/17(木) 午後 7:55 [ oudou71 ]

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これが「医療崩壊」という物です。


中核救急病院、2年で174カ所減 搬送遅れの要因に
http://www.asahi.com/life/update/0113/OSK200801130038.html

地域の救急患者を受け入れる中核的存在の「2次救急病院」が、
この2年間で174ヵ所減ったことが、朝日新聞の全国調査でわかった。
深刻化する医師不足や経済難が影を落とした結果、減少傾向が加速しており、
新たに救急を掲げる病院がある一方、救急の看板を下ろしたのは、
2年間で全体の5.6%にあたる235ヵ所に上る。

急患の収容先選びが困難になり、搬送遅れが続発するなど市民生活への打撃は大きい。
国の医療費抑制政策が救急医療の根幹を揺るがしている実態が、色濃く浮かんだ。(以下略)


医師の方が、現在の医療政策、
医療崩壊を嘆いている(半ば諦めている?)記事です。
読んでみてください。



■ ■ ■ 医療堕落論 ■ ■ ■
http://ameblo.jp/med/entry-10050058240.html

2008/1/19(土) 午後 0:57 [ punit_igo ]

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ご紹介の2つの記事を読み、たらい回しの内部事情がだいぶ分かりました。医療行政の失敗が医師へのしわ寄せの一因となっているることを承知の上で、私が承服できないのは、患者の症状と既往症を聞いてから受入れを拒否する態度です。実際に患者を見て判断してほしいのです。

2008/1/20(日) 午後 4:03 [ oudou71 ]

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>たらい回しの内部事情がだいぶ分かりました。医療行政の失敗が医師へのしわ寄せの一因となっているることを承知の上で、私が承服できないのは、患者の症状と既往症を聞いてから受入れを拒否する態度です。実際に患者を見て判断してほしいのです。

何も理解してない…
実際に専門でもないのに診て何かあったら訴えられて人生終わりなんだってば 削除

2008/1/26(土) 午前 10:47 [ tropikalnya ]

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「実際に患者を見てから断れ」、それはつまり先に来ている別の救急患者さんを無視して、自分の奥様だけを優先せよと仰ってるのと同じ事ですよ。大変悪質なエゴイズムだとしか思えません。救急病院に掛かろうとしているのは、何も貴方の家人だけでないのです、他にも大勢の方が受診しようとされておられる、その患者さん達は全て無視して宜しいのでしょうか?医者も看護師も、貴方の視界の外でも仕事をしているのです、他の患者さんの命を救うべくね。
恥と言うモノを知ったほうが宜しいな。 削除

2008/1/26(土) 午後 0:59 [ 宇宙 ]

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>患者の症状と既往症を聞いてから受入れを拒否する態度です。
>実際に患者を見て判断してほしいのです。

こんにちわ、はじめまして、でも既往症と患者の症状を聞けば、自分や自分の病院のその時の能力で受け入れられないってわかる事も多いです。
それに、そうはおっしゃいますが、実際に救急車受けて、患者さんが到着し、診察だけして「やっぱりうちじゃダメだからよそ行って」と言えば「たらい回し」とか言われてしまいます。
以前は放置するよりマシな事ができればOKだったけど、今は無理して受け入れても、専門家の居る病院だったらもっといい治療が受けられたって言われちゃいますからね。 削除

2008/1/26(土) 午後 1:07 [ とおりすがり ]

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倒れるほどの奥さんをほっておいて新年会。

これこそ「どげんかせんといかん」

出かけるときはそんな予兆はなかった?

そんないいわけは通じない。

医療現場に関しては他の方のコメント通り。 削除

2008/1/26(土) 午後 2:53 [ 一市民 ]

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この問題をどうに考えたらいいか投稿してみましたら、予想以上の反応が有り喜んでおります。中に私への非難も頂きました。昼、明るく手を振って見送ってくれた妻が、夜、倒れて意識なしの状態に急変していたので、心不全の再発かと疑い救急要請したものです。早く医者に診てもらって、翌日かかりつけ病院にと思って。今回、はからずも救急現状の厳しさを見て、何が問題かを考えたかったのです。

2008/1/26(土) 午後 8:46 [ oudou71 ]

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あなたの文章からはなにが問題かを考えたかったようには見えませんがね。
あほマスコミの言ってることを鵜呑みにした愚民さんにしか見えません。
もっと勉強してください。 削除

2008/1/27(日) 午前 2:30 [ 卵の名無し ]

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マスコミと国民の「医者いじめ」で医療が「自殺」する。

■「たらい回し」じゃないと何度言えば…。  『医師は「魔法使い」じゃない。』の続きな。 救急5カ所たらい回し 事故の男性死亡 http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/113422/  大阪府東大阪市で2日夜、交通事故に遭った男性が、府内の5つの救命救急センタ

2008/1/19(土) 午後 0:50 [ ぷにっと囲碁!なブログ 〜囲碁とほっぺたが大好きな人の日々のつぶやき。〜 ]

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