大分

　県警捜査２課と大分東署、佐伯署の合同捜査本部は９日、山口市秋穂東、行政書士、木下勝被告（５５）＝有印公文書偽造、詐欺などの罪で起訴＝を有印公文書偽造、詐欺などの容疑で再々逮捕した。木下容疑者は被害総額２億円以上に上る詐欺を繰り返していたとみられている。

　調べでは、木下容疑者は０６年４月下旬、佐伯市内の土木建築会社社長（６０）に対し、県内の港湾岸壁の使用許可に関する調査の供託金名目で１３５万円、同年５月下旬に港湾施設の使用許可契約保証金名目で５０４万円を指定口座に振り込ませ、だまし取った疑い。

　社長は第三者に行政書士の木下容疑者を紹介され「港湾を再び利用するにはどうすればいいか」などと相談。木下容疑者は「国に保証金を払えば利用できるようになる。金は調査後返還される」などと、だましていたという。