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ジェイコム男、世界同時株安でも「無傷」

 05年末のジェイコム株誤発注騒動で巨額を稼いで話題になった個人投資家「ジェイコム男」こと「B・N・F」氏(29)は、22日まで激しく続いている世界同時株安をほぼ「無傷」で乗り切っていることが分かった。資産総額は約1カ月前より数億円増やしていた。

 22日の東京株式市場は、米サブプライムローン問題をきっかけにした世界の景気後退懸念などを受けて全面安となり、日経平均株価は前日比752円89銭安と今年最大の下げ幅。終値は1万2573円05銭で、終値で2年4カ月ぶりに1万3000円を割り込んだ。

 同氏は21日までにすべての保有株をいったん売却し、大暴落した22日は朝から1つも株を持っていない「ノーポジション」状態だった。この日は前日比500円安くらいまで下落したあたりで、短期的な“底値ゾーン”と判断。東証1部の大型株50~60銘柄を計約100億円分一気に買ったという。その後日経平均は少し下がった。同氏は「22日に買った分は約1億5000万円の含み損になっていて、少し早かったかもしれない。ただ短期的には、もう十分下がっていてリスクがない株価と判断した」と説明した。

 同氏は日本市場が乱高下した昨年も、約30億円の利益をたたき出したカリスマトレーダー。昨年12月上旬の時点で総資産約185億円だったが、現在は「約188億円くらい」。株暴落連鎖に揺れる今月も順調に利益を確保しているようだ。同氏は「短期売買では、下げ相場には下げ相場のやり方があり、下がりきったところを狙う。ただ長期的には今が『底』かどうかは分からない」と話した。

[2008年1月23日7時46分 紙面から]

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