| ガザの壁爆破 住民エジプトへ パレスチナのガザ地区南部のラファ検問所の付近で、23日早朝、覆面姿のパレスチナの武装勢力が、エジプトとの境界線となっているコンクリートの壁十数か所を爆破しました。その後、爆発で出来た穴から数千人のパレスチナ人がエジプト側になだれ込み、経済封鎖のために入手が難しい生活必需品や食料品、それに燃料などを買い求めています。ガザ地区の南部では、前の日も数千人のパレスチナ人がエジプトに通じる検問所に押しかけ、エジプトの警察隊との衝突で、およそ60人が負傷していますが、目撃者の話によりますと、今回、エジプトの警察隊に住民を止める様子はないということです。イスラエル政府は、ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織「ハマス」にロケット弾攻撃をやめるよう圧力をかけるためだとして、先週から国連の難民支援物資も認めないなど、ガザ地区に対する経済封鎖をいっそう強化しています。周囲をコンクリートの壁で囲まれたガザ地区では、イスラエル側との境界線に近づけば生命に危険があるため、ガザ地区の住民としては「アラブの同胞」と考えるエジプト側の境界で不満を爆発させた形になったものとみられます。 | 1月23日 18時16分 |
| | | ガザの壁爆破 住民エジプトへ 1月23日 18時16分
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