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コナカ、600万円支払い 元店長の未払い残業めぐり

2008年01月22日20時44分

 紳士服大手のコナカ(横浜市)に対し、未払い残業代約690万円の支払いを求めていた元店長(36)が22日、解決金600万円を受け取ることで合意したと発表した。会社は、仕事上の裁量を十分与えていない店長も一律に「管理監督者」と見なし、残業代を支払ってこなかったという。

 元店長は過去2年分の残業代の支払いを求めており、そのうち残業が100時間を超える月が16回あったという。「出退勤の自由などがなく、管理監督者とはいえない」と主張。昨年10月、横浜地裁に労働審判を申し立てていた。合意に伴い申し立ては取り下げる。

 元店長は「コンビニなど他業界でも『偽装管理職』で泣き寝入りしている店長は多いと思う。ぜひ立ち上がって欲しい」と話している。

 コナカは「店長制度改革前の店長が管理監督者であるとの当社の見解は変わっていない」としている。

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