2008.01.19 Web posted at:  16:34  JST Updated - CNN/AP
サイエンス

インドネシアで新たな死者、97人目 H5N1型

ジャカルタ――インドネシア保健省は19日、首都ジャカルタ郊外のタンゲランに住む8歳少年が鳥インフルエンザに感染、18日午前に死亡したと述べた。これで、同国における鳥インフルエンザ死者は、世界最多の97人に達した。

5日間で3人目の死者となっている。保健省は14日、15日にジャカルタ周辺での犠牲者2人を発表していた。

8歳少年は、9日前から高熱やせきなど鳥インフルエンザに特有な症状を訴え、16日に入院していた。研究所の検査で、H5N1型ウイルスの感染が確認された。

調べで少年の自宅近くには鶏肉の加工所があり、感染と関係があるかどうかを調べている。インドネシアでの犠牲者は感染した家禽(かきん)類との接触が大多数。

鳥インフルエンザ感染は2003年以降、アジア中心に一気に拡大した。他国では対応策の徹底で感染に一応歯止めが掛かっている状態だが、インドネシアでは逆に増加傾向にあり、世界保健機関(WHO)などが迅速な対策の実施を求めている。

インドネシア政府はジャカルタでの家禽類飼育などの規制を一応打ち出しているが、施策が徹底していないとの批判も出ている。

cnn mobile 携帯サイトCNNモバイルのご案内 CNN放送のご案内(別ウィンドウ) cnn.com
特集 米大統領選
sl.com cnnmoney asahi.com
English Express TIME