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市職員が市民に「天下り相談」メール誤送信/横浜市
- 社会
- 2008/01/20
横浜市港湾局の課長が行政運営調整局の課長あてに送ったメールを、誤って市民にも送信していたことが十九日までに分かった。メールの内容は、今年三月末で定年退職する局長の「天下り」に関する相談。横浜市は昨年、職員の不祥事が相次いだ。年が明けて心機一転、防止策を進めようとした直後のお粗末な対応に市幹部は「あきれて物も言えない」と、がくぜんとしている。
関係者の話を総合すると、メールは十六日午後三時ごろ送られた。港湾局の課長が行政運営調整局の課長に送るつもりが、操作を誤って以前メールで問い合わせを受けたことのあった市民にも送信したという。
メールの内容は、市側が定年退職する局長について、市の関係団体の副社長就任で調整を進めていることが載っている。また、現在の副社長が退任を了解する意向を示す一方、「この後も働きたいので市の外郭団体などを紹介してほしい」と市側に再就職先の紹介を求めていることも書かれている。
メールを送った課長は神奈川新聞の取材に対し、「まったくの不注意で申し訳ない。メールを送ったこと自体も良くなかった」と話している。
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