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3日、米大統領選候補者争いのアイオワ州党員集会で勝利し、支持者に手を振って応える民主党のオバマ上院議員〔ロイター〕

民主はオバマ氏勝利、共和ハッカビー氏・アイオワ党員集会

 【米アイオワ州デモイン=丸谷浩史】米大統領選は3日、アイオワ州の党員集会で共和、民主両党の候補選びが始まり、11月4日の本選挙に向けた選挙戦が正式にスタートした。8年ぶりのホワイトハウス奪還を狙う民主党は黒人初の大統領を目指すオバマ上院議員が勝利し、ヒラリー・クリントン上院議員は敗れた。共和党は保守派の支持を集めたハッカビー前アーカンソー州知事が勝利した。

 民主党の集計によると、開票率97%の段階でオバマ氏が38%を獲得して当選した。党員集会への参加者は党員登録が増え、前回の12万4000人から倍増し、過去最高の約23万人を記録した。投票数の上昇が、キャッチフレーズに「変革」を掲げるオバマ氏を後押しした。オバマ氏は3日夜、「我々は一つの国だ。変革の時が来た」と勝利宣言した。

 共和党ではロムニー前マサチューセッツ州知事がアイオワに総力を投入して先行したものの、一時は泡沫(ほうまつ)候補扱いだったハッカビー氏が昨年末から共和党の大票田であるキリスト教右派の支持を得て急伸した。 (13:32)

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