今から5年前,モスクワ日本人学校にいた時代,言葉の実験をした。
「水からの伝言」という本をある子が持ってきて,そこに書かれてあることが本当かどうか調べてみたのである。
ジャムのビンに家庭科で作ったご飯を詰めた。
そのビンの表面に「ありがとう」「ばかやろう」「天使」「悪魔」「死ね」と書いて毎朝その言葉をかけ続けた。
すると,3日で「ばかやろう」が黒くなりだした。
1週間で「死ね」や「悪魔」も黒く変色しカビがはえてきた。
見るからに汚い。気持ち悪い。
一方,「ありがとう」と「天使」は黄色くなってきた。
2週間後,ビンを開けてみた。
「ばかやろう」「死ね」「悪魔」は開けた瞬間,悪臭が広がって息がつまりそうだった。
「ありがとう」「天使」は甘酒に使う「こうじ」のようないい香りがした。
私もちょっと信じられなかった。
子ども達も驚いていた。
この実験結果を卒業式の後の祝会という式で発表した。
卒業式に来た保護者も不思議がっていた。
科学的ではないので,教育に取り入れるわけはいかないが,言葉の持つ力,「言霊」の力は本当なんだと思った。
納会で「ありがとうございました」「がんばってね」「感謝します」という言葉がたくさん聞かれた。
言葉を大切にしなくちゃいけないと改めて思った。
そうでしたね。
あれは、先生が何か仕掛けをしたのでは?
と思っていましたが、本当だったんですね。
う〜むふしぎです。
でも、この仕事をしていると、
言葉の持つ力のすごさに驚かされます。
よい方にも悪い方にも…
ところで、ИрИнАちゃんから手紙が届きました。
ありがとう!
モスクワ時代が懐かしい。
今の生活と同じように忙しかったけど、ぼっけもんさんと同じ時を過ごせたことが私の宝。
情報が少なかった分、たくさんの話ができた。
ИрИнАちゃんからの手紙?すごいなあ。さすが。
その行動力が魅力だ。
今度詳しい話を教えてね。