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市民記者3カ月~記事を書くことの難しさを知る

学びながら責任ある記事を書いていこうと考える今日この頃

島田 周(2008-01-15 18:05)
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 2007年、オーマイニュースの市民記者となり、もうすぐ3カ月になる。まだまだ未熟な記者ながら、今までにいくつかの記事を採用していただいたことは、私自身にとって、わずかばかりの自信になった。同時に、記事を書く、ということの難しさ、そして、己の未熟さを、深く痛感させられることも多かったように思う。

 記事を書く、特に、きちんと論が通っており、なおかつ、ある程度厚みのある根拠を用いて、より多くのひとに対して説得力のある文章を書く、ということは、本当に難しい。

 というのも、生半可な覚悟、中途半端な調査や取材、すぐに揺らいでしまうような根拠などでは、到底、良い記事など書けないからだ。

 このことを1番痛感したのが、私の書いたいくつかの記事への、読者各位のたくさんのコメントを読ませていただいたときである。

 私の書いた記事の中には、感情ばかりが空回りしてしまい、きちんと論理的に文章が書けていない、というものがいくらかあった。

 具体的には、テーマに対して自分の持っている知識や根拠が、あまりに浅すぎることによって、文章そのものが浅薄なものになってしまっている、ということ。また、薄っぺらな正義感や、感情論では記事は書けないのだ、ということを痛感させられた。

 多くの方々の厳しい指摘やコメントにより、私の、記事を書く、ということに対する姿勢はかなり変わったように思う。

 ひとつは、何より「書く」ということに、今までよりもずっと慎重になったし、責任を持つようになった。と同時に、書くというアウトプットする作業よりも、多くのことを、見て、聞いて、読んで、調べて、整理する、というインプットする作業の方に、現段階では重きを置くようになった。それは、まだまだ自らの持っている知的ストックが少なく、そのために正確かつ厚みのある文章が、書けていないと感じたからである。

 もうひとつは、ひとつの物事に対して、より多角的にものごとを見るよう努めるようになった、ということだ。

 そもそも何かに対して「これしかない」という、唯一絶対の答など、あるのだろうか、と考えるようにもなった。また、自分とは異なる考えを持った方の意見や主張にも、耳を傾けるようになった。それによって、今までの自分の視野や考え方が、いかに狭かったか、ということも実感した。

 今後、私がどのようなスタンスで記事を書いていくのか、模索している最中である。しかし、私は市民記者として、自分が書いたもの、生み出した記事には絶対の責任があるし、持たねばならないとも思っている。

 自分の記事は、自信を持って世に送り出し、それに対する批評などをきちんと受けとめ、自らの血肉としていくことが出来る──そんな市民記者になりたいと思う。



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