会員数の伸びＥ感じ　４位躍進を反映　楽天ファンクラブ

　プロ野球東北楽天ゴールデンイーグルスの今季の公式ファンクラブ会員が増えている。人気選手の活躍や、昨季４位に躍進したことで、チームへの関心が高まったことが要因とみられる。念願のＡクラス入りを目指す“Ｅ戦士”にとって、力強い援軍になりそうだ。

　ファンクラブは５コースある。球団によると、今月６日現在の申込数は計１万８９１７人に上り、昨年同期の１万３７５７人より５１６０人も増えた。新規の申し込みでも昨年から倍増の５２６４人と好調。

　中でも、小学生以下が対象のキッズコース（年会費１０００円）は、昨季の４７２５人に迫る４０８０人。試合前のフィールドに降り、練習を見学できるなどの特典があるブースターコース（同１０万５００円）は既に昨季の３６５人を超えた。

　盛り上がりの背景には、チームの着実な戦力向上が挙げられる。さらに、会員限定のプレゼントやサービスが浸透したことと、山崎武司内野手、田中将大投手ら人気選手のマスコミへの露出効果も大きいようだ。

　過去の会員数を見ると、２００７年は２万５１５０人で、０６年は２万４４３１人。最高は球団創設年となった０５年の３万８０００人だが、今季はこの数字に迫る勢いがある。

　球団は「ファンクラブの会員数は、チームの人気や地域密着度を示す重要な指標。より多くの声援で選手たちの活躍を後押ししてほしい」と呼び掛けている。連絡先は球団ファンクラブ事務局０２２（２９８）５３８６。