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国際

人権活動家逮捕、批判した雑誌社に警察 五輪控え締め付け強化 中国(01/11 08:09)

 【北京10日高山昌行】八月に北京五輪を控える中国で、当局による民主活動家や報道機関への締め付けが一段と強まっている。昨年暮れに北京の人権活動家、胡佳氏(34)が逮捕されたのに続き、一月上旬には当局の批判記事を掲載した北京の雑誌社に警察が乗り込む騒ぎもあった。

 五輪成功のためには社会の安定が欠かせないとする中国当局が政府批判を封じ込めようとしていることが背景にある。

 胡佳氏はエイズウイルス感染者の権利擁護などに取り組み、昨年、欧州議会が優れた人権活動家に贈るサハロフ賞の候補に挙がった。また、当局の人権弾圧状況を電子メールで発信してきた。

 北京市公安局は、昨年十二月二十七日に「国家政権転覆扇動容疑」で胡氏を逮捕し、妻子も北京市内の自宅に軟禁している。これに対し、北京の民主派作家、劉暁波氏はじめ弁護士、学者ら約六十人が今月七日、釈放を求める声明を発表。胡氏は重い肝臓病を患い、関係者は「人命にもかかわる」と訴えている。

 一方、警察が乗り込んだのは北京の「法制日報」系の雑誌社。中国東北部の遼寧省西豊県が建設を進める特産品センターの土地収用や入札のあり方を批判する記事を掲載したことを同県が問題視した。四日、県幹部や警察官ら数人が雑誌社に押しかけ「事実無根で名誉棄損だ」とし、執筆した記者の身柄を拘束しようとした。

 だが、同社は拒否し、中国メディアがこの経緯を報道。法曹界からも「権力の横暴だ」との批判が上がり、身柄拘束は断念したという。

 中国では北京の人権派弁護士、高智晟(せい)氏が昨年九月から行方不明になるなど、抑圧は広範囲に及び、欧米などの人権団体からの批判が高まっている。

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