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胡佳氏逮捕に約60人が釈放求め声明 中国の活動家ら

2008年01月07日23時13分

 中国の人権活動家・胡佳氏(34)が昨年12月に国家政権転覆扇動容疑で逮捕されたことに対し、著名な作家の劉暁波氏(52)ら中国各地の活動家や弁護士、学者、記者ら約60人が7日、釈放を求める声明を発表した。

 声明は、胡氏を逮捕した北京市公安局を厳しく批判。胡氏が中国の人権状況を海外に発信していたことについては「その言動は中国の憲法が保障すると明記している権利の範囲内」と指摘した。

 また、8月の北京五輪開催に向け、中国政府は五輪誘致時に約束した人権状況の改善に努めるべきだと訴えた。

 胡氏の逮捕後、面会を求めた弁護士は当局に拒まれ、妻子は北京市内の自宅に軟禁。外出も外部との連絡もできない状態が続いている。

 声明には89年の天安門事件にもかかわった劉氏のほか、著名な女性ジャーナリスト高瑜氏(63)、北京大学元助教授で「中央宣伝部を討伐せよ」の著者の焦国標氏(44)ら各地で活動する有識者が署名した。

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