正直に言って本人としても意外でした。事前の注目記事にも挙がっていませんでしたし、注目度で言えば黒澤記者の内部告発についての記事がはるかに上回っていましたので。新編集長が記事本文に書かれているように、これまでの（最初の頃は本掲載になりませんでしたが）一連の記事群と合わせての評価としていただいておきたいと思います。

　軸丸さんが街宣活動の取材をされた頃（12/19）や、この記事を書いた時点（12/25）では「全員一律救済」のイメージ戦略の裏側は報じられていませんでしたが、その後は原告団べったりの毎日新聞ですら「原告約200人」－「投与記録のある約1000人」－「血液製剤経由の1万人以上」－「HCVキャリア200万人」－「B型も含めた350万人」という階級構造があることを示しました。

　現時点でも残念ながら先の見通しはあまり良くないのですが、これを励みに今しばらくは追跡を続けようと思います。本当は、私がこの件について安心して筆を置ける日が来ることが一番望ましいのですが。

ひと言へのコメント