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松下電器産業が2008年10月1日付でパナソニックに社名変更

  • 2008年1月10日 木曜日

 松下電器産業は2008年10月1日付で社名をパナソニック株式会社(英語表記=PANASONIC CORPORATION)に変更する。定款の変更に相当するため、6月下旬に予定している株主総会での特別決議(発行済み株数の過半数に当たる株主が出席し、その持ち株数の3分の2以上の賛成が必要)を経て正式に決定する。

 「パナソニック」と「ナショナル」が並存しているブランド名は10月1日以降、パナソニックへの一本化を進め、ナショナルブランドは2009年中に廃止する。

 グループ会社に関しても「松下」「ナショナル」のついた社名を持つ国内外の約180社を対象に、「パナソニック」を冠する社名への変更を進めていく。

 同社は創業以来90年間、創業者、松下幸之助翁の姓である「松下」を社名に冠してきたが、ブランド名として海外でも知名度の高いパナソニックに統一を図る。

 松下電器は中村邦夫前社長(現会長)の時代から、事業部制の解消、松下通信工業の上場廃止と完全子会社化、松下電工の子会社化、子会社である日本ビクターのケンウッドとの経営統合合意など、創業者が定めた事業の枠組みを修正する聖域なき改革に取り組んできた。

 社名変更はこうした「中村改革」の総仕上げであり、同時に海外での成長を基軸に据える大坪文雄社長の「世界企業宣言」でもある。

 同社は1918年に「松下電気器具製作所」として発足し、29年に「松下電器製作所」、35年に現在の「松下電器産業」に社名を変更した。

「松下」のブランドの変遷

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