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東京農工大、農作業の負担軽減する装着型ロボットスーツ開発
東京農工大学の遠山茂樹教授らは、大根の収穫や果樹の枝切りといった農作業の負担を軽減する装着型ロボットスーツを開発した。振動で動くモーターである超音波モーターを採用。肩、ひじ、腰、ひざに計8個配置し、人間の動きを補助する仕組みにした。4年後の実用化を目指しており、量産できれば1台約20万円で販売できる見込みという。
超音波モーターは低速で大きな力を出すのに適し、起動時間が短い、小型軽量化しやすいなどの利点がある。開発した「ウェアラブルアグリロボット」は角度センサーや圧力センサーなど4種類のセンサーで検知した人間の体の動きに基づき、超音波モーターを適度に動かす仕組み。あらかじめ覚え込ませた動きのパターンを再現する手法も組み合わせた。
(掲載日 2008年01月10日)
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