三田典玄の「体育館の裏話」

今回、BLOGにも書いた騒ぎで、思い出したことがある。
これもオーマイニュースの記事だったと思うが、そこで、やはり「炎上」があった。

そのときのことだ。

実は、そのとき、あれやこれやと私を罵詈雑言の嵐で攻撃してくる連中に私は防戦していた最中だった。

あれ、ひょっとして、ここで「強い三田さん」じゃない「思いっきり弱い三田さん」に切り替えたら、どうなるのかな？といういたずら心が頭をもたげた。

そして、「はいはい、皆様の言う通り、私は弱くてダメな人間でございます」という内容のことを始めた。全部そいつらの言うことを「肯定」して、反発は一切しない、というやり方にして、徹底して下手に出た。まるで太鼓持ちみたいな感じだったが、その反応が面白かった。「いや、まったく皆様のおっしゃる通り、私の文章は本当にだめです。是非是非、これからもご指導とご鞭撻のほどを、重々お願いします」なんてやったわけですね。突然。

すると、

「弱いのハンターイ！」
「自分を卑下するのはんたーい！」

みたいな変な反応が返ってきて、それ以降、「攻撃」はぴったりとやんだ。

あまりにおかしくて、笑ってしまったが、要するに「強い人間を打ち負かす」ほうにばかり攻撃者は頭が行っていて、それ以外のシナリオは考えられなかったようだ。

私の部屋の玄関のドアを外からバンバンたたいて攻撃してきた連中に、私が不意打ちでその玄関を開けたとたん、拍子抜けしてこちらの部屋の中になだれ込んできた、という感じだ。「押してもだめなら引いてみな」なんて、古い演歌でもないが、この効果はテキメンだった。

硬軟使い分けて人生を楽しもう。みんな。