入来さん・知事賞、中村さん・理事長賞を受賞!
 〜自己の体験、率直につづる―健康増進月間作文・標語コンクール



 県国民健康保険団体連合会が主催する第21回「健康増進月間」作文・標語コンクールで、本校3年生の入来茉里さん(総合学科)が知事賞を、中村彩香さん(総合学科)が理事長賞を受賞。10月23日、鹿児島市の市民文化ホールで授賞式がありました。
  夏休み前の7月に国語の授業で「健康」をテーマに書いた作文で、2人とも新体操部時代の実体験を率直につづった文章が評価され、県下の小中高校、および一般から応募のあった作文61点、標語1871点の中から選ばれました。入来さんは「健康なからだを維持するために」というテーマで、昨年五月から貧血に悩まされ、心身ともに苦しんだ中で母親の利津子さんと二人三脚で体質改善に取り組んだ体験記を書きました。和食中心の食生活に切り替え、試行錯誤を繰り返す中で「他人からの報告と実際体験するのとでは感じ方が違うのは当たり前だが、この出来事を身をもって体験し、わたしはすごく感動した」と結んでいます。表彰式では受賞者を代表して自身の作文を朗読し「今まで作文で表彰されるのは初めて。新体操とは勝手が違って緊張しました。いっしょに苦労してくれた母への感謝の気持ちを文章に込めました」と感想を話していました。
  「本当の美の基準」と題した中村さんの作文は、高校に入学して新体操のためにダイエットして減量には成功するも、体力、持久力が低下。「健康と引き替えに手に入れた理想の体。本当にこれでよかったのだろうか」と疑問を呈し、「外見だけでなく、体の中から健康で美しいことが、本当の美の基準でなければならないと思う」と、行き過ぎたダイエットブームに警鐘を鳴らしています。指導した福島隆雄先生は「2人とも自分の体験が具体的に述べられていて説得力があった。テーマに対する構想のもっていき方が素晴らしかった」と話していました。


入来・中村