ニュース: 政治 RSS feed
【大阪府知事選】マニフェストを比較すると (1/2ページ)
このニュースのトピックス:地方自治
熊谷貞俊氏がマニフェストを発表したことにより、大阪府知事選の主要3候補予定者の公約・マニフェストが出そろった。暮らし、財政再建、教育、福祉の4項目で比較した。
●暮らし
弁護士でタレントの橋下徹氏(38)は子育て世代に集中投資することを“売り”にし、出産・子育てアドバイザーや子供がいる若い夫婦への家賃補助の創設を盛り込んだ。一方、「府民の生活が第一」を掲げる熊谷氏は、中小企業の利益率を上げる政策により、1期目で府民所得を平均50万円アップさせることを目指す。弁護士の梅田章二氏(57)は、知事になればすぐに取り組む「7つの緊急200億円プラン」の中で、市町村が行う国保料減免に対する現在の補助制度は財産差し押さえを促しているとして、2分の1の助成制度に改めることを入れた。
●財政再建
橋下、熊谷の両氏は46ある府出資法人の見直しを挙げた。加えて、橋下氏は府有地の売却を、熊谷氏は大阪市との二重行政の解消を掲げている。知事の退職金では、橋下氏が50%引き下げを、熊谷氏は廃止を盛り込んだ。これに対し、梅田氏は削られている福祉、教育を再建するとし、財源として資本金10億円以上の大企業の税引き上げなどを掲げている。