「一人でも多くの人を笑顔にしたい。」その想い一つで、リクルートを退職し、生まれ育った姫路市に戻ってきました。
いしどう大輔後援会 「姫路市政への挑戦」
医療現場の情報提供
先日は、姫路における医療の実態について書きましたが、
このような生の情報を市民の方々に伝えるべきだと
思っています。
実際、医師の先生方に問題があるのかというと、決して
そうとは言い切れないと思います。
36時間寝ずに勤務は当たり前。
夜勤明けの日勤なんて日常茶飯事ですし、50時間〜60時間
の連続勤務も多くの先生方がこなしていらっしゃいます。
その間、食事もままならない状態です。
しかしながら、病院では患者さんからの暴行事件なども
おきています。
罵声を浴びさせたり、殴られたり・・・
確かに家族が苦しんでいるときに待ち時間が長く、その
鬱憤を晴らしたい気持ちも分ります。
でも、先生方は、決して手を抜いていらっしゃるわけでは
無いんです。
最近では、風邪を引いて病院に行くにも、昼間は込んで
いるから、敢えて夜に行く。
たいしたこと無い(と分っている)けど、なんとなく
大きな病院の方が安心できるから大きな病院に行く。
こういった現状が、急性期医療の崩壊を招いているのです。
私は、いまの医療の現状をまずは市民の方々全てに理解して
いただく努力をするべきだと思います。
虎ノ門病院の小松医師はその著書で、「医療側と患者側の
信頼関係の崩壊が医療崩壊を助長している。」と仰っています。
先生方には、今以上に頑張って頂かなくてななりません。
しかし、市民の方々にも協力をして頂かなければならないのです。
そうしなければ、近い将来に必ず、誰の命も守ることができない
環境になってしまいます。
もしかすれば、厚生労働省の発表による各国公立大学医学部の
定員を増やすという指針をご存知の方もあるかもしれません。
国は、これで医師不足は解決できると言っております。
しかし、これは、明らかに間違いです。
医師育成までには、10年以上の時間がかかる事や、急性期医療
現場の労働環境の問題などで高度集中医療ができる病院に医師が
残らず開業医となり、開業医同士の競争を激化させるだけに
終わってしまうでしょう。
地方医療は、すでに崩壊寸前であり、この対策だけでは地域医療
は救えません。10年の間に間違いなく崩壊してしまいます。
国の対策も必要ですが、今の国の政策だけでは医療崩壊の地方
課題は決して解決できないのです。
だからこそ、市は皆さんの足元にまで言って、今の医療現場の
真の情報を伝える努力が必要なのです。
そのための努力であれば、私はいくらでもするつもりです。
前の記事へ | 次の記事へ |
私は、決して医療従事者をバカにしているとは思って
おりません。
今の医療自体が、医師の方々の善意によって保たれて
いる事実が存在していることも承知をしております。
実際に医療従事をされている方にお話をお聞きして
おりますが、本当に頭が下がる思いです。
しかし、いくら頑張って下さっても、現状のまま進行
すれば、間違いなく医療従事者は潰れてしまうで
しょうし、市民の生活も崩れてしまいます。
今の医療問題は、誰かが一方的に頑張れば済む問題
ではないのではないでしょうか。
そのためにも、行政・医師・市民のいずれも改善に
向けて意見を交え、建設的な議論をしていかなければ
ならないと考えています。
そのためには、先生方に時間を作って頂かなければ
ならないこともあると思っています。
急性期医療従事者の不足の中で生じている急性期病院
への患者の一極集中を解決するためにも、現場の方々
にお話もお伺いさせて頂かなければなりません。
先生方のお力なしでは、絵に描いた餅に過ぎないと
思っています。
また、患者さんに今の現状を理解していただくため
にも先生方のお力が必要になります。
そういう意味で、しばらくの間は、激務ではあります
が、医療従事者の方々にも頑張って頂かなくてはなら
ないと思っています。
目指すべき理想の実現のためにも、お力をお貸し頂き
たいと思います。
もちろん、医療従事者だけに頑張って欲しいと言って
おりません。
だからこそ、市民の皆様にも協力をして頂かなければ
ならないと書いているのです。
当然、行政もフル活動しなければなりません。
間違っておりますでしょうか?
是非、takechanさんのご意見をお聞かせ頂けません
でしょうか?
どうすれば、この問題が解決できるのでしょうか?
もちろん、何か一つ変えたからと言って解決できる
ものとは思いません。
私は、「地方自治体の中で、今何が取り組めるの
だろう?」このことを中心に考えております。
まだまだ不十分なことも理解をしております。
しかし、国の政策を単に否定をするだけでは決して
解決できません。
国の政策が変わるのを待っていては、地方の医療は
間違いなく崩壊してしまうのではないでしょうか?
「少しでも姫路の播磨の医療を延命させるために
今、出来ることは何なのか?」を模索中なのです。
是非とも、建設的な議論が出来るよう、医療従事者
であろうtakechanさんにもお力(アイデア)をお貸し
頂きたいと思います。
よろしくお願いいたします。
医師が救急車に搭乗するドクターカーシステムが
稼働しています。
姫路も導入を検討されてはいかがでしょうか?
搭乗しても搬送する病院がなければ無意味ですが、吐血で外科医院に電話照会するような愚は避けれるのではないでしょうか?