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阪急阪神、北ヤードデッキを梅田駅に直結の方針
阪急阪神ホールディングス(HD)は4日、JR大阪駅北側の「梅田北ヤード」先行開発の目玉事業のひとつである地域空中歩行デッキを、阪急電鉄梅田駅に直結させる方針を明らかにした。昨年末に明らかにされた大阪市の計画案で開発事業者がデッキを開発エリアから国道176号をまたいでさらに東側まで建設することを盛り込んでおり、同社は駅をそれに接続させ、平成23年春の北ヤード街開きに間に合わせる計画だ。
予定地には、阪急阪神HDグループの大阪新阪急ホテルがあり、同ホテル建て替え計画と並行して進められる可能性もあるが、角和夫社長は「ホテルの建て替えにかかわらず、歩道はつなげる予定だ」としている。
梅田北ヤードでは、梅田貨物駅跡地(現在一部稼働中)の約24ヘクタールに、先端技術の開発拠点となる施設「ナレッジ・キャピタル」を中核にした先端的なまちづくりを計画。先行開発区域では、のべ床総面積48万平方メートルに、高さ180メートルの超高層ビルを4棟連ね、約1万平方メートルの駅前広場など広大な緑地や空間が特徴。同時に、駅ターミナルとの連続性と回遊性を高めるための歩行者ネットワーク構築を重視している。
すでに、建設が進むJR大阪駅新北ビルと先行開発区域のビル群とは空中通路で直結することが決まっており、阪急梅田駅との直結が実現すれば、利用者の利便性をさらに向上させそうだ。