昨年大みそかの「やれんのか!」(さいたまスーパーアリーナ)で行われた秋山成勲(32)=フリー=と三崎和雄(31)=GRABAKA=戦が、再戦が確実であることが2日、分かった。
試合は三崎が勝利したが、とどめのサッカーボールキックで鼻骨を折った秋山が、4点ポジション(両手両足がマットについた状態)での反則攻撃であることを主張。主催者審判は「手がマットから離れた状態だった」とみなしているが、異論も出ている。
K−1の谷川貞治イベントプロデューサー(EP、46)も、貸し出した秋山を擁護。「あれは反則ですね。ビデオで確認しましたが、蹴られて体が起き上がっている。秋山君は昨年の反則事件(06年大みそかの桜庭戦)の張本人だけに遠慮しているのかもしれないが、きちんと(主催者に)提訴すべきです」と話した。
だが「やれんのか!」は今回限りの興行で、提訴の効果は不明。谷川EPはHERO’SなどFEG主催大会を考えており、早ければ3月中旬にさいたまスーパーアリーナで計画中の連立第2弾興行で再戦となる。
また、三崎が韓国をルーツとする秋山に勝った直後「日本人は強いんです!」と絶叫したことに対し、韓国国内で反感が噴出。公平を期し韓国を再戦の舞台とする案も浮上しており、6月に韓国で開催予定の「Dynamite!」も有力だ。
◆三崎・秋山戦VTR 打撃戦から秋山が右パンチでダウンを奪い馬乗りパンチ。だが、立ち上がった三崎が逆に左フックで倒して顔面にサッカーボールキックを見舞い、1回8分12秒、KO勝利を収めた。
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