1回、崔洪万の腕を絞め上げるヒョードル=さいたまスーパーアリーナ
「やれんのか!」(31日・さいたまSA)で「60億分の1の男」エメリヤーエンコ・ヒョードル(31)=ロシア=は、わずか114秒で“韓流大巨人”崔洪万(27)=韓国=に貫録勝ちし、実力を見せつけた。
PRIDEファンへ、日本のファンへ、ヒョードルが御礼の秒殺だ。大連立を象徴するK-1ファイター崔洪万との夢マッチをわずか114秒で終わらせた。タックルでテークダウンを取られながら、下からの腕ひしぎであっけなく1本勝ち。人類60億分の1の強さを存分に見せつけた。
日本で迎える5度目の大みそか。ヒョードルはいつもPRIDEファンの期待に応え、予想を上回る強さを示してきた。そして区切りのこの大会でも、日本のファンの期待に背くことなく圧倒的な強さを見せた。3月に旗揚げし、日本でも興行を行う予定の米格闘団体M-1グローバルと秋に契約した。「これからも日本で試合を続けることを約束します。私の勝利は皆様のためにあります」と満場のファンに伝えた。08年は、その拳で全世界統一を目指す。