対戦カード

 

第6試合1R10分、2R5分


1R 1分54秒 腕ひしぎ逆十字固め

試合前

この1年、その去就が常に話題を呼んできた“最強皇帝”エメリヤーエンコ・ヒョードルが日本のリングに凱旋。対するはK-1“最大”のファイターであるチェ・ホンマン。218cmという巨体を武器に、デビュー直後からK-1トップ戦線で闘い続けてきたホンマンは、韓国相撲シルムの横綱(天下壮士)だっただけに総合への対応力も充分。公開練習でもあえて練習を隠し通し、打倒ヒョードルへの秘策を磨いてきたという。だが、ヒョードルはいつものように微笑を浮かべながら「殴って倒して叩きのめすだけ」とコメント。どんな闘いになるのかまったく想像がつかないドリームマッチといえるだろう。当初、メインイベントとして予定されていたこの一戦だが、急きょ第6試合となり、TBSで完全生中継されることになった。

試合結果詳細

ホンマンは険しい表情でリングイン。ヒョードルは“正装”であるサンボ衣での入場だ。1R開始のゴングが鳴ると、前に出て組み付くヒョードル。だがホンマンは足をかけ、身体ごと浴びせるようにテイクダウン。ヒョードルは下から腕十字をしかけ、腕が伸びたホンマンだったが、脱出してスタンドへ。再度組み付くヒョードルを、またしてもテイクダウンしてみせるホンマン。場内がどよめく中、パウンドを打っていくホンマン。だがヒョードルはまったく慌てることなく腕十字を仕掛けると、今度は完璧に極まってホンマンがタップ。涼しい顔で勝ち名乗りを挙げたヒョードルは、マイクを握ると「また日本で試合ができて嬉しいです。今日はみなさんのために試合をしました。これからも日本で試合を続けていくことを約束します。私の勝利は皆さんのためにあります」と語り、大歓声の中、いつものように微笑を浮かべたのだった。

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