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ヌルヌル秋山無惨!三崎1RKO勝ち「リング上でおわびしろ」
このニュースのトピックス:格闘技
やれんのか!大晦日!2007(12月31日、さいたまスーパーアリーナ、観衆=2万7128=超満員)06年PRIDEウエルター級GP王者・三崎和雄(31)が、06年HERO’Sライトヘビー級王者・秋山成勲(32)に1R8分12秒KO勝ちした。1年前のK−1「Dynamite」の桜庭和志戦で違反のクリームを全身に塗布した男との頂上決戦を制した。「去年、お前はたくさんの人たちを裏切った。きょう試合をしてお前の心はおれに届いた」。秋山の右ストレートでぐらついたが、左フックで形勢を逆転。よろめいた相手の顔面に右キックをぶちこむと、パンチを浴びせ続けKO勝ちだ。
「これからはリングの上でおわびをし、誠意の心をこめて闘ってほしい。柔道最高!」。最後は秋山の決めせりふをはいてリングから堂々と引き揚げた。格闘技界の大ヒールを粉砕した三崎が、一気にブレークした。
親友・清原の前で白星飾れず
三崎の左フックに沈んだ秋山は試合後、相手から話しかけられても口を開かず、無言を通して姿を消した。06年大みそかの桜庭戦で、違反のクリームを全身に塗布。無期限の出場停止処分を受け、昨年10月に韓国での大会でリング復帰。1年ぶりの国内試合を白星で飾れなかった。
観客席には親交があるプロ野球・オリックスの清原和博内野手も応援に姿を見せた。同内野手は昨年2月に遊離軟骨除去手術を受けシーズン途中での復帰を目指したが、症状は好転せず7月に再手術。プロ22年目で初めて1試合も出場できずに終わった親友を、元気づけることはできなかった。