2007年 今年の漢字は「偽」

「偽 (ギ・いつわる・にせ)」が表す2007年とは

偽 (ギ・いつわる・にせ)

食品に偽:食肉、野菜、菓子、ファーストフードまで、産地や素材、賞味期限に多くの「偽」。

政治も偽:年金記録、政治活動費、米艦への給油量にも「偽」が発覚し、国会答弁も「偽」。

老舗にも偽:伝統ある土産品にも、名門の老舗料亭にも「偽」。思わず「ああ、お前もか...」

さらに・・・耐震強度偽装、スポーツ選手、英会話学校にも「偽」。

中国には「偽」の遊園地開業。

2006年 今年の漢字

身近な食品から政界、スポーツ選手にまで、次々と「偽」が 発覚して、
何を信じたら良いのか、わからなくなった一年。

来年は「看板に偽りなし」の安心できる社会になって欲しい。

2007年は、何も信じられなくなった「偽」の年

 財団法人日本漢字能力検定協会(本部:京都市/理事長:大久保昇)は、漢字の奥深い意義を伝授する活動の一環として、毎年年末に全国公募による一年の世相漢字を決定しております。

 本年も11月初旬から12月初旬までの間、2007年を表す世相漢字「今年の漢字」を全国公募した結果90,816通の応募をいただき、「偽」が16,550票(18.22%)と圧倒的多数で1位になりました。

 つきましては、2007年「今年の漢字」を「偽」に決定いたします。

 応募者の「偽」を選んだ理由は、大きく以下4つの理由に分類できます。なお、2位以下の漢字にも同様の理由が大きく反映されており、そのことが今年の特徴となっています。

1.相次ぐ食品偽装問題

 食肉や野菜の産地偽装、加工食品の原材料偽造、大手菓子メーカーやファーストフード店の賞味期限改ざんなど身近な食品に次々と偽りが発覚したことが、大きな理由に挙げられています。

2.政界に多くの偽り

 年金記録に偽りが見つかって不安になったことをはじめ、政治活動費の偽りや、官庁の裏金工作が発覚。米艦への給油量問題やゴルフ接待疑惑にも国民への「偽り」を感じたという意見も多数見受けられます。

3.老舗にも偽装が発覚

 歴史と伝統を誇る老舗の土産品、名門の老舗料亭にも賞味期限改ざんや仕入れ品などに偽りが発覚。「ああ、お前もか」とため息が出たという意見も目立ちました。

4.他にも多くの業界に「偽装」が目立った年

 耐震偽装問題、人材派遣会社の偽装請負事件、英会話学校の偽装など多くの業界に偽りが見つかったほか、相撲やボクシングなどスポーツ選手にも偽りが発覚。中国には有名キャラクター摸倣の「偽」遊園地が堂々開園していたことも、理由に挙げられました。

 本日は、このような今年の世相を「偽」の一文字に託して、日本を代表する寺「清水寺」の森清範貫主に大きく揮毫していただき、清水寺「奥の院」のご本尊・千手観音菩薩に奉納する儀式を行います。

この儀式により、「偽」に託された今年の世相が清められ、新年が明るい年になることを願ってやみません。なお、本日揮毫された「偽」は大晦日まで、清水寺の本堂に置かれ、一般の人々に公開されます。

 また、この行事は「漢字の日」(12月12日=いい字一字)の年中行事に位置づけております。この行事により国民の皆様が、今年の世相とともに漢字の持つ奥深い意義を認識していただくことを願っております。

「今年の漢字」揮毫について

揮毫者   清水寺貫主 森 清範 様

揮毫色紙  縦1,500o×横1,300oの和紙

本行事は12月12日「漢字の日」の年中行事です。

◆「漢字の日」主旨

年に一日「漢字の日」を定め、漢字に対する関心を深めて日本語の中核となる漢字が持つ奥深い意味を学ぶ機会を創出し、同時に日本文化への認識を深める

◆12月12日(いい字一字)

日本人一人ひとりが毎年、「いい字」を少なくとも「一字」は覚えて欲しいという願いを込めて、
12月12日を「漢字の日」とする。

◆年中行事

毎年、全国公募により世相を表す漢字一字を決定することで、一年を振り返りながら、漢字一字に込められた奥深い意味を認識する機会を創出する。

今年の漢字トップテン

順位 漢字 人数(90,816人=100%)
1位 「偽」(ギ・いつわる・にせ) 16,550人(18.22%)
2位 「食」(ショク・う・たべる)      2,444人 ( 2.69%)
3位 「嘘」(キョ・ふく・うそ) 1,921人 ( 2.12%)
4位 「疑」(ギ・うたがう) 1,848人( 2.03%)
5位 「謝」(シャ・あやまる) 1,844人 ( 2.03%)
6位 「変」(ヘン・わる・える) 1,631人( 1.80%)
7位 「政」(セイ・まつりごと) 1,482人( 1.63%)
8位 「乱」(ラン・みだれる・みだす) 1,307人( 1.44%)
9位 「暑」(ショ・あつい) 1,226人( 1.35%)
10位 「心」(シン・こころ) 1,205人( 1.33%)
11位 「辞」(ジ・める) 1,179人( 1.30%)
12位 「生」(セイ・ショウ・きる・む) 1,146人( 1.26%)
13位 「信」(シン) 1,047人( 1.15%)
14位 「金」(キン・コン・かねかな 859人( 0.95%)
15位 「愛」(アイ・いとしい・でる) 814人( 0.90%)
16位 「幸」(コウ・さいわい・さちしあわせ) 808人( 0.89%)
17位 「真」(シン・ 802人( 0.88%)
18位 「温」(オン・あたたか・あたたかい) 739人( 0.81%)
19位 「笑」(ショウ・わらう・む) 726人( 0.80%)
20位 「竜」(リュウ・たつ 685人( 0.75%)
    全応募総数 90,816人

概要

募集期間 2007年11月1日(木)〜 12月5日(水)
募集方法

・全国の新聞・雑誌、ホームページにて募集告知

・応募箱設置(書店、清水寺、百貨店など206箇所)

・全国の小中高等学校や塾などの団体応募(495団体)

募集内容 2007年の世相を表す「今年の漢字」一字と、選んだ理由を明記の上、ハガキ、
FAX、ホームページ(電子メール)、応募箱に応募。
応募総数 90,816通
内 訳 票 数
ハガキ 9,263通
FAX 774通
電子メール 6,870通
応募箱 33,605通 ※206箇所に設置
団体応募 40,304通  ※495団体が応募
合 計 90,816通

1995年〜2006年の今年の漢字

1995年「今年の漢字」 1995年 「震」
阪神・淡路大震災や、オウム真理教事件、金融機関などの崩壊などに“震えた”年。
1996年「今年の漢字」 1996年 「食」
O−157食中毒事件や狂牛病の発生、
税金と福祉を「食いもの」にした汚職事件の多発。
1997年「今年の漢字」 1997年 「倒」
山一證券など大型倒産の続出や、
サッカー日本代表が並いる強豪を倒してワールドカップ初出場決定。
1998年「今年の漢字」 1998年 「毒」
和歌山のカレー毒物混入事件や、ダイオキシンや環境ホルモンなどが社会問題に。
1999年「今年の漢字」 1999年 「末」
世紀末、1000年代の末。東海村の臨界事故や警察の不祥事など信じられない事件が続出して、「世も末」と実感。来年には「末広がり」を期待。
2000年「今年の漢字」 2000年 「金」
シドニーオリンピックでの金メダル。南北朝鮮統一に向けた“金・金”首脳会談の実現。新500円硬貨、二千円札の登場など。
2001年「今年の漢字」 2001年 「戦」
米国同時多発テロ事件で世界情勢が一変して、対テロ戦争、炭そ菌との戦い、世界的な不況との戦いなど。
2002年「今年の漢字」 2002年 「帰」
北朝鮮に拉致(らち)された方の帰国、日本経済がバブル以前の水準に戻ったこと、昔の歌や童謡のリバイバル大ヒットなど「原点回帰」の年。
2003年「今年の漢字」 2003年 「虎」
阪神タイガースの18年ぶりのリーグ優勝、衆議院選挙へのマニフェスト初導入で政治家たちが声高に吠(ほ)えたこと、「虎の尾をふむ」ようなイラク派遣問題など。
2004年「今年の漢字」 2004年 「災」
台風、地震、豪雨、猛暑などの相次ぐ天災。イラクでの人質殺害や子供の殺人事件、美浜原発の蒸気噴出事故、自動車のリコール隠しなど、目を覆うような人災が多発。
「災い転じて福となす」との思いも込めて。
2005年「今年の漢字」 2005年 「愛」
紀宮様のご成婚、「愛・地球博」の開催、各界で「アイちゃん」の愛称の女性が大活躍。残忍な少年犯罪など愛の足りない事件が多発したこと。「愛」の必要性と「愛」欠乏を実感した年。
2006年「今年の漢字」 2006年 「命」
悠仁様のご誕生に日本中が祝福ムードに包まれた一方、いじめによる子どもの自殺、虐待、飲酒運転事故など、痛ましい事件が多発。ひとつしかない命の重み、大切さを痛感した年。

2007年「今年の漢字」に「偽」を選んだ理由

※応募者の記述をそのままご紹介します。

◆伝統ある名門の老舗が、製造年月日の偽り、仕入れ品の偽り、賞味期限を偽ってシール貼り替え等、お菓子も古い品を新製品と偽り、表示以外の食品混入、野菜産地偽装、牛肉偽装、地鶏も、政治宗教にも搾取、収賄、詐欺、ホテルや結婚式場にはびこる偽外国人牧師など、一般市民を信じる心を欺く行為が、今年ほど本当に多い年はなかった。来年こそ、お互いに「信頼し合える年」でありたいと願います。 (大阪府/年齢不詳/男性)

◆今年は、次から次へと、偽り商品が店舗に並び、知らずに購入していた消費者である私達・・・現在、信じられる物があるのでしょうか!そんな思いになってしまいます。 (北海道/55歳/女性)

◆食品の偽り、賞味期限の偽り、そして防衛庁のゴルフの偽りなど、偽の多い出来事が多く報道されていました。まだありました。相撲でもサッカーをした人、そして稽古と称し、命を奪ってしまった人など、この世界にも偽りもありました。スポーツ界、政界、そして食品業界など日常的に偽りの多い出来事が思い出されます。 (岩手県/48歳/男性)

◆「偽装」の偽です。今年、一年間を通して老舗ばかりでなく、いろいろな場所が食に関する「偽装」という言葉を耳にして、又、テレビなどでも騒いでいたように感じた一年だったように思いました。今の時代、何でも手に入る世の中で、食べることができるのに・・・。なぜ、そのように消費者をだましてまで、お金儲けをしなくてはならないのだろうか? (群馬県/40歳/女性)

◆過去にも色々と多くの偽装事件がありましたが、特に今年は、食に関しての偽装が次から次へと表面に出てきたり、毒野菜とまで言われた中国野菜、問題有りの中国商品の出現、それにスポーツ界でも数々の怪しげな話題も数多くあったので偽を選びました。 (静岡県/43歳/男性)

◆政治家の政治活動費の件、社保庁の年金記録の件、厚労省のC型肝炎の件、防衛庁の給油量偽報告の件、牛肉偽装の件、菓子賞味期限の件、耐火建材・ゴム等の件・・・と、今年ほど、次々と偽の出来事が後をたたなかった年はないと思うので「偽」としました。 (広島県/64歳/女性)

◆今年は偽装が多かったから。 (埼玉県/13歳/男性)

◆食品に関しての偽装問題、偽りがきっかけの事件が多かったので。自分の心は決して、偽ってはいけないと思いました。 (兵庫県/16歳/女性)

◆今年は赤福や船場吉兆、マクドナルドなど食品偽装が相次いだ為 (和歌山県/30歳/男性)

◆今年は食品偽装があまりにも多すぎました。食品だけでなくテレビ番組やニュースでも内容が偽造され、何を信用していいのか分からなくなりました。来年はこんなことがないように祈るだけです。 (愛知県/23歳/女性)

◆食品会社の偽装が相次いだから。 (東京都/14歳/男性)

◆今年は有名なお店での偽装がとりあげられ、消費者の私たちは何を信用していいかわからない状態です。特に食べ物ということで腹立たしいです。安心・安全な食をよろしく! (鳥取県/46歳/女性)

◆今年はじめミートホープの偽装肉に始まり、お菓子の白い恋人、そして秋には老舗赤福御福餅まで偽装発覚でした。私の記憶には、偽装の偽しかありません。 (岡山県/71歳/男性)

◆不二家、ミートホープ、白い恋人、赤福、比内鶏、船場吉兆、ニチアス・・・賞味期限や中味の偽装など問題多い一年であった。 (長野県/53歳/女性)

◆偽りの問題が多く発生した年であった。特に食品業界で偽装・偽造が、老舗をはじめ、多く発生した。その他、建設・建材業界や色々なところで「偽装」「偽造」「偽善」「偽作」「偽筆」「偽証」「偽書」「偽物」等発生した。 (北海道/68歳/男性)

◆今年ほど偽造事件が新聞・テレビで報道された年はなかったのではないでしょうか。儲ける、利益を得ることばかりに追われ、本当の真実を忘れた人々にもう嘘は繰り返して欲しくないと願います。 (山口県/43歳/女性)

◆今年は、食品の偽装など、様々な偽りの事件がありました。だから「偽」という漢字を選びました。「偽」は「人」と「為」から成る漢字で、「人」間の作「為」によるものという意味だそうです。そもそも偽装は、自分の利益を優先するから起こるものです。偽装が少なくなるような制度や工夫が今、必要です。 (愛知県/16歳/男性)

◆食品の偽装など、色々な業界の偽装問題が相次いだのが、とても印象的な年だったので「偽」を選びました。特に食品偽装については、「本物とそうでないものを見分ける力を身につけなければ」と思うこともありました。でもやっぱり、企業が徹底して不正をなくし、私たちが安全なものを口にできるようになっていってほしいです。「ごまかし続けることはできない」私自身、良くない事はハッキリと良くないと言えるようになりたいです。 (広島県/21歳/女性)

◆今年の世相を表すとしたら、これしかないのでは?ないでしょうか。偽装と欺瞞に満ちた1年ではなかったかと感じました。次々と浮かんできた食品の偽造、日付から素材まで、白い恋人・赤福・ミートホープ・比内地鶏・・・等々、よくまあというくらい。あ、先日は“吉兆よ、お前もか”でしたね・・・また、社保庁、コムスン、NOVA、官庁裏金、知事不正、議員領収書・・・と、次々と悪事露見。社会を欺き、国民を騙し、消費者を偽り・・・不正と偽ものの横行に唖然です。今年の異常な酷暑を、更に暑苦しいものにした偽りの数々、やりきれませんね。明年は明るく前向きな漢字を選べる年になることを祈りつつ。 (岡山県/年齢不詳/女性)

2位から10位の漢字を選んだ理由

2位「食」を選んだ理由

相次ぐ食品の偽装問題。日本人の食卓が危ない。食の安全について真剣に考えた年。

◆2007年、食について見直し、考えさせられる(偽装)事件が相次ぎました。中国製製品、賞味期限の改ざん、肉の表示偽装etc そしてメタボリック問題です。共通するものは「食」農家が減り、輸入に頼りすぎている日本の地産地消etc もう一度、食(生活)を見直してほしい願いです。 (静岡県/24歳/男性)

◆今年は多くの会社の賞味期限のラベル貼りかえ、産地の偽装が相次いだと思います。命を守る食の安全をもっとしっかりして欲しく「食」の一字にしました。 (大分県/31歳/女性)

◆言うまでもなく安全性に疑問のある中国製の野菜や鰻をはじめとして、牛肉の偽造問題を起こしたミートホープ社、そして賞味期限の虚偽表示の問題を起こした赤福など、今年は食の安全に関わる問題が多かったため。 (福井県/48歳/男性)

◆今年ほど食に関しての偽造、期日のごまかし、など多くの不正があった年はない。世界中で食糧に飢えている人達がいると云うのに・・・。もっと食を大事にして欲しい。真剣に食を考える時です。 (北海道/76歳/女性)

◆今年は北海道のミートホープ社による牛ミンチの偽装、東北の比内地鶏の偽装、伊勢名物の赤福の偽装、大手ドーナツショップのドリンクの偽装、そして福岡の吉兆子会社による偽装と食品に対する信頼が揺らぎ不安感が日本中を覆った一年だったと感じます。 (福岡県/43歳/男性)

3位「嘘」を選んだ理由

食品業界、建設業界、スポーツ界、政界、老舗にも「嘘」が氾濫した年。

◆ほとんど100%の「真」の中から「嘘」を探し出していた世の中が全くの逆転。何が「真」なのかを一生懸命探しまわらねばならぬ状態の到来。「信」とか「誠実」とかという言葉が死語となり国語辞典から抹消されかねない「嘘」が通常の状態では救われない。 (千葉県/69歳/女性)

◆年明けの洋菓子メーカーの不正から最近の和菓子メーカー不正まで、多くの食品偽装問題が明るみになり、食品メーカーが嘘をついたことがわかった。他にも年金も払った分、ちゃんともらえると言ってきたことも嘘になってしまったし、いい話題としては東国原知事の誕生は「嘘だろう?」と一瞬、疑ってしまった。 (東京都/28歳/男性)

◆偽装食品や偽証と思われる国会答弁等、自己利益の為に嘘をつく事案が多かった。 (静岡県/53歳/女性)

◆政治家の政治資金、社保庁の年金、厚生省の薬害肝炎、食品メーカーの偽装、防衛庁の接待、何もかも嘘ばっかり。 (山形県/55歳/男性)

◆産地を偽装するし、賞味期限も。次々と出てくる業者のいいかげんさに、もううんざりです。私達消費者は何を信じたらよいのか。 (岡山県/53歳/女性)

4位「疑」を選んだ理由

食品、建築材、老舗、スポーツ選手、年金、政治・・・すべてが疑わしかった年。

◆有名食品メーカーの賞味期限の改ざんで、何もかも疑わなければならなくなった。 (埼玉県/23歳/男性)

◆政治家や食品会社等の不祥事ばかり、疑惑の1年だったので。 (青森県/30歳/女性)

◆疑惑が当り前のように消費者を通り過ぎた年。 (愛知県/27歳/男性)

◆食品偽装や建築材偽装などが多く、何でも疑わしい世の中になったなぁ・・・と思いました。 (高知県/29歳/女性)

◆年金、高速道、マンションなどで強度偽装、医療など全て疑ってしまう。 (東京都/34歳/男性)

5位「謝」を選んだ理由

会社経営者、政治家、スポーツ選手など、様々な人々が次から次へと謝罪した年。

◆今年は謝罪の年でした。次から次の偽装、謝罪会見ばかりでした。 (富山県/55歳/女性)

◆全国的に食品の偽装問題が多く報道されましたが、いつも謝罪の文句が自分の保身の言葉であった様に思われました。 (秋田県/30歳/男性)

◆食品業界での消費(賞味)期限や産地表示の改ざん、相撲やボクシングなど「謝罪」という言葉がよく使われたから。本当は「感謝」の「謝」であってほしいですね。 (愛知県/43歳/女性)

◆消費・賞味期限や原材料の偽装など不祥事のたびに、会社関係者が謝罪会見していた。それも1度だけでなく次々と出る毎に、何度も謝っていた。 (福島県/55歳/男性)

◆スポーツ、経済、政治、芸能と様々な方達の謝罪を見て・・・ (沖縄県/30歳/女性)

6位「変」を選んだ理由

総理大臣が変わり、地球温暖化で気温が変化。不祥事も事件も、多くのものが変わった年。

◆テレビ番組のデータ変え、食品の消費・賞味期限変え、地球温暖化による環境変化、ガソリン価格などの値上げによる生活変化等々、身の回りの変化が大きかった一年だったから。 (京都府/32歳/男性)

◆郵便局の民営化、首相が変わり、気温の変化など、今年1年で多くのものが変わりつつあった。 (宮城県/35歳/女性)

◆今年は何か変に感じた年。突然の首相交代劇、国会の与野党ねじれ現象、治安の乱れ進行、偽装列島等。正常とは違う変化があったため。 (北海道/64歳/男性)

◆とにかく今年は気候が暑かったり寒かったり、台風、地震など変な年だったので。 (群馬県/12歳/女性)

◆奇妙な殺人事件、首相が福田さんに変わったこと。食品・原油の高騰、食品に対しての人々の心の変化がありました。今年は色々な“変”が起きたと思います。 (兵庫県/15歳/男性)

7位「政」を選んだ理由

大臣の自殺、問題発言、首相交代、政治家の不祥事など、政治が乱れた年。

◆あまりニュースを見ない私の記憶にあるのは、政治と金、首相の交代、大臣の問題発言、大臣の自殺・・・政治のことばっかりです。 (新潟県/24歳/女性)

◆政界の汚職があまりに多い年でした。 (福岡県/38歳/男性)

◆政治の面でいろいろな局面が多かった首相が辞めて、新しい首相になるが連立ならずで法案が何も決まらず、ねじれ国会のまま過ぎて行く薬害肝炎、年金問題、何も「政」を行えないまま過ぎてゆく。この一字に表されると思います。国民の為の「政」を早くして欲しいと思います。 (岡山県/43歳/女性)

◆今年は憲法9条や阿部総理など、政治の世界が大きく動いたので、この字にしました。 (京都府/18歳/男性)

◆2007年は政治家による不祥事が相次いで起こったと思います。このことで自らも政治に関心を持たなければいけないと考えさせられた年でした。 (青森県/22歳/女性)

8位「乱」を選んだ理由

食品業界、政界、スポーツ界、人の心も、すべてが乱れた年。

◆政治、公務員の不正、殺人等倫理(モラル)感が乱れている。 (岡山県/30歳/男性)

◆政治、食品、教育、年金、その他等、世の中が乱れています。 (石川県/67歳/女性)

◆経済、政治、市民生活、人の気持ちまで乱れてしまったのではないか、と感じる一年でした。 (長野県/38歳/男性)

◆今年の漢字はズバリ「乱」ですよ。世の中の様々な乱れが噴出しました。政治では混乱のうちに安倍→福田の政権交代、次々発覚した政治家の不祥事。年金問題。公僕たる警察官による殺人etc 世間を守るべき人間が職務を遂行するどころか信じられない問題を起こす。同様に未来を担う子供たちを健全に育むべき教師が買春したり、挙句には教頭がわいせつ写真で金儲け!保護者はモンスター化し、給食費、保育料を払わない。相次ぐ親殺し、子殺し。信頼していた食品会社の賞味期限改ざんetc人の心の乱れ、会社の倫理観、社会・世間の様々な倫理観の乱れが一気に噴き出した一年だったと思います。“ALWAYS 三丁目の夕日”の時代に戻らないと、日本はどうなっていくのでしょうか。 (兵庫県/45歳/女性)

◆政治はねじれ国会で乱れ、官僚のモラルは乱れ、物価は石油の高騰で乱れ、産地や消費期限の偽造がはびこり、会社のモラルは乱れ、すべてが乱れた今年むを表すと「乱」 (鹿児島県/49歳/男性)

9位「暑」を選んだ理由

地球温暖化が進み、記録的な猛暑が続いた年。一年の半分は夏だった。

◆地球温暖化が進行中。日本でも記録的な猛暑が続き、あちこちで例年より倍以上の人数の熱中症が発生しました。日本に限らず地球全体の問題でした。今年は特に身体をもって感じた年でした。 (京都府/47歳/男性)

◆気象庁が今年4月1日から予報用語を改正し、その中に猛暑日が追加された。今年の夏は正に猛暑日を待っていたかのように連日35℃以上の日が続いた。5月頃から10月まで暑い期間が続いた。今年の言葉は何といっても「暑」です。 (島根県/55歳/女性)

◆今年の夏の暑さが厳しかったこと、地球温暖化が進んでいるために世界各地から伝えられる異常現象に多くの人々が不安を抱えていると思います。 (長崎県/36歳/女性)

◆今年の夏は異常気温で猛暑が続き、全国的に熱中症による死者が出た。 (鳥取県/59歳/女性)

◆真夏の猛暑はもちろん、例年は8月15日のお盆をすぎると涼しい風が吹いて、過ごしやすくなる地域なのですが、今年は9月終わりまで残暑が厳しかった、との理由で「暑」を表現しました。 (岐阜県/57歳/女性)

10位「心」を選んだ理由

企業や政界の不祥事、自殺やいじめが多発。人々の心が病んでいると思われた年。

◆一つの漢字なのに多くの意味があり、人生の中で良いこと(嬉しいこと)・悪いこと(傷つくこと)が数多くあるけど「許す心・思いやる心」を大事にして幸せになって欲しいからです。心(自分)を大切に・・・。 (福島県/27歳/女性)

◆他人の心を理解することは手助けにつながる。また差別も消える。いじめもなくなる。 (京都府/17歳/男性)

◆メンタル面により追い詰められて、命を断った人や事件が多かった。華やかなようで病んでいる世の中だと思いました。 (新潟県/43歳/女性)

◆心の病気に食品偽装で心のない行動、国会では目だった心を疑う人々、今年はマイナスイメージの「心」だったが来年は良い「心」を目指す意味も込めて選びました。 (埼玉県/34歳/男性)

◆自殺やイジメ、政治や内閣の不祥事。心が病んでいるように思います!大切なのは心・・・。 (北海道/31歳/女性)