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杉村太蔵氏擁立せず 地元自民など決定 北海道1区

2007年12月27日11時35分

 次期衆院選の北海道1区(札幌市中央区など)の公認候補者を選考していた自民党道連や地元財界は27日、杉村太蔵衆院議員(28)=比例区南関東ブロック=を擁立せず、「YOSAKOIソーラン祭り」創始者の長谷川岳氏(36)を推すことを決めた。杉村氏は05年の郵政解散に伴う総選挙で大量当選した「小泉チルドレン」の1人で、地元の北海道から立候補したいと訴えていた。ただ杉村氏は「必ず北海道1区から出る」と公言しており、分裂選挙になる可能性も出てきた。

 この日、道議や経済界で構成する選考委が札幌市内で開かれ、全会一致で長谷川氏を1区候補者として党本部に推薦することを決めた。

 杉村氏は札幌藻岩高校出身で、当初から1区の候補者として呼び声が高かった。しかし地元経済界からは「ミーハーな印象」などと反発が強かった。ただ杉村氏は「公認するかしないかは党の判断。選挙に出馬するかしないかは私の判断」と、自民党の公認を受けなくても出馬したいとしている。これについて道連会長の今津寛・衆院議員は「決まったことに政治家として従う努力をしてもらいたい」と話している。

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