高校3年間応援団やっていた『応援団バカ』の日記です。
競馬,将棋(でも入門者)他の趣味の事や、雑感などを綴ります!
Danchoのお気楽Diary
第53回『六旗の下に』観賞記(7)/明治大学応援團
第53回『六旗の下に』の観賞記シリーズ。
第7回目(最終回)の今回は、明治大学応援團の演技内容と、小生の感想を紹介します。
※写真は全て、DVD映像画面を小生自身で撮影して引用。
【プログラム】
明治大学校歌/平原真伍
紫紺の歌/和田幸大
吹奏楽部指揮/重田裕介
嵐の拍手/林 明良
チャンスパターンメドレー/林 明良,和田幸大,大塚一輝,平原真伍
ノックアウトマーチ/大塚一輝,平原真伍,林 明良,和田幸大
学生歌「都に匂う花の雲」
【司会進行】
担当は、三年生リーダー部員の岡田君(07年度は、華の團長を務める)。
元気があり、工夫もあっていいのだが、各演技内容の紹介の前振りが長すぎる。
これでは返って間延びし、メリハリに欠ける。せっかくの工夫も台無しになる。
『チャンスパターンメドレー』の紹介では、観客までも「明治の学生応援席にご招待。ここ日比谷公会堂は、神宮球場変わります」と、半ば無理やり引き込むのは、やや強引か。
また、ここで、親しみを込めて他校を茶化す、“お約束”が炸裂。
残念ながら、法政の柳川君同様、途中でしくじった。これはご法度。
しかもある意味、法政の柳川君より、茶化しが一層クドかった。
若干、勇み足の感は否めない。
【各論/詳細】
●明治大学校歌
「その名ぞ吾等が母校 おお明治 白雲なびく駿河台…」の唄いだしで有名な校歌。
メインリーダーは、もちろん團長の平原君。観客からも大きな拍手。
しかし、厳しいようだが、明治の團長としては、「何か」が物足りない気がした。
小生の母校から、明治の團長を2名輩出(いずれも大先輩)しているから、余計にそう感じる。
●紫紺の歌
明治大学の第一応援歌。テンポが速く、爽快な応援歌。
メインリーダーは、連盟代表(渉外も兼務)の和田君。
テクも、メリハリがあって良い。
●吹奏楽部指揮者紹介
指揮者の重田君。
司会の岡田君に自身を「青い髭の剃り跡を巧みに操り…」と茶化されても、動じていない。さすが。
●嵐の拍手
明治の拍手演技の中で、最も迫力があり、最も格式の高い、名拍手演技。
小生の中では、「日本一の拍手演技」と位置づけている。
このテクをこなすには、それだけの強靭な体力が必要。
鍛錬を怠る者には絶対に振れない、高度な技量を必要とされる拍手演技である。
メインリーダーは、リーダー長の林君。
先輩方の『嵐の拍手』を見たとき、全身が痺れ、固唾を呑み、手に汗握ってしまった。ある意味、法政の『勝利の第一拍手』と観覧した時と同じ心境だった。
残念だが、林君からは、『嵐の拍手』の身も凍りつくような迫力は、感じられなかった。ライブで観覧しても、同じだっただろう。
厳しいが、先輩方の域には達していない。
それだけ、『嵐の拍手』は、テクをこなす者にとっても、高い理解度が求められるのだ。
観客の「まだまだ」の声に応えられる程でないと、ダメなのだ。
●チャンスパターンメドレー
リーダー幹部総出演で、最後の学生歌『都に匂う花の雲』までエンドレスで演じる。
前半は渉外(連盟代表も兼務)を務める和田君と、総務を務める大塚君のダブルメイン。
写真は、リーダー長の林君が、『チャンスパターンメドレー』の始まりを意味するエールを贈る場面。
團長の平原君が、『チャンスパターンメドレー』の中盤で登場し、「学生注目」を演じている場面。
「この明治のチャンスパターンメドレーが、ある意味フィナーレである。9回の裏2アウト満塁である。悔いを残すな。」の台詞で、一生懸命盛り上げていた。
『チャンスパターンメドレー』途中のチアリーディング。
「M・E・I・J・I 明治」の場面。
明治は『狙い撃ち』をベースにチャンスパターンを構成する。その『狙い撃ち』に合わせて、チアリーディングが展開される。
ところが、小生が現役の時に観覧した当時と比較して、チアのかなりのレベルダウン感を覚えた。正直ビックリしている。
明治は、リーダー部もチアも良かったのに…どうしたのだろうか?
●ノックアウトマーチ
リーダー幹部総出演。明治のマーチの中では、最もおなじみであろう。
テクに関しては、悪くない。メリハリもあったように感じる。
欲を言えば、さらにメリハリをつけ、キビキビしていると、もっと格好良くなると思う。
●学生歌『都に匂う花の雲』
『ノックアウトマーチ』からエンドレスで学生歌に突入。
うしろで一生懸命サーブをしている、下級生リーダー部員とチアが、肩を組んでの大合唱。
この曲で『六旗の下に』の各校校歌・応援歌・拍手紹介のファイナルになるが、それにふさわしい光景だった。
最後に「優勝優勝 明治」とエールを切って、終了。
『チャンスパターンメドレー』から『都に匂う花の雲』まで、エンドレスで演じられたが、間延びしている感は否めない。
たくさんの曲を披露するなら、早稲田大学の様な構成の方が、キビキビして良かったのではないか?と感じた。
【評価】
リーダーテクニック:★★☆☆☆☆
チアリーディングテクニック:★★☆☆☆☆
司会進行:★★☆☆☆☆
【編集後記】
明治大学は、法政大学と並び称される程、東京六大学の中では、最も厳しく、最も鍛えられている、ある意味「最も美しい」応援団のイメージがある。
そして、東京六大学の中でも、この両校は歴史が最も長い。
したがって、テクそのものは素晴しい(特に、『校歌』と『嵐の拍手』は鍛えられていないと、こなしきれない程、高い身体能力が求められる)。
しかし、そのイメージの割には、両校とも迫力に欠け、拍子抜け感は隠し切れない。
しかも、今回は、ライバルの法政大学よりも、ステージ演技構成や、迫力,テクの技量の面でも見劣る感じがした。しかも、今回に限っては、東京大学,早稲田大学,慶応義塾大学よりも見劣る感じで、非常に残念でならない。
(したがって、評価は厳しい結果とならざるを得なかった。)
また、チアリーディングの驚愕するほどの力量落ちが目立った。
これも残念である。どうしたのだろうか?単なる練習不足なのだろうか?
07年度のリーダー部の新幹部は、司会を担当した岡田君を團長に、4名いる。
ある意味、手ごろな人数かもしれない。
ただ、小生が現役当時は、全国的にも非常に厳しく、レベルも高い応援団にも拘らず、リーダー部員が多かったので、非常に活気があった。
テレビのドキュメンタリー番組で取材された効果も、もちろんあったとは思う。
実際、小生の母校でも、1学年後輩の中に、そのドキュメンタリー番組を視聴し、応援団に興味を持って門を叩いた後輩がいたし、その1学年後輩達は、小生の代よりも3名も多い8名が最終的に残った位だから…。
深刻な状況ではないかもしれないが、下級生部員は合わせて5名で、これではやはり寂しい気がする。
かつての輝きを取り戻すべく、日々精進して、魅力ある応援団へと、さらに発展していって欲しいと願う。
東京六大学応援団のオールドファンは、きっと、「ザ・応援団」である明治大学(と、法政大学)に期待しているはずであるのだから…。
【告知】
次回(最終回)は、このシリーズの完結の意味で、総括をします。
どうぞお楽しみに。
第7回目(最終回)の今回は、明治大学応援團の演技内容と、小生の感想を紹介します。
※写真は全て、DVD映像画面を小生自身で撮影して引用。
【プログラム】
明治大学校歌/平原真伍
紫紺の歌/和田幸大
吹奏楽部指揮/重田裕介
嵐の拍手/林 明良
チャンスパターンメドレー/林 明良,和田幸大,大塚一輝,平原真伍
ノックアウトマーチ/大塚一輝,平原真伍,林 明良,和田幸大
学生歌「都に匂う花の雲」
【司会進行】
担当は、三年生リーダー部員の岡田君(07年度は、華の團長を務める)。
元気があり、工夫もあっていいのだが、各演技内容の紹介の前振りが長すぎる。
これでは返って間延びし、メリハリに欠ける。せっかくの工夫も台無しになる。
『チャンスパターンメドレー』の紹介では、観客までも「明治の学生応援席にご招待。ここ日比谷公会堂は、神宮球場変わります」と、半ば無理やり引き込むのは、やや強引か。
また、ここで、親しみを込めて他校を茶化す、“お約束”が炸裂。
残念ながら、法政の柳川君同様、途中でしくじった。これはご法度。
しかもある意味、法政の柳川君より、茶化しが一層クドかった。
若干、勇み足の感は否めない。
【各論/詳細】
●明治大学校歌
「その名ぞ吾等が母校 おお明治 白雲なびく駿河台…」の唄いだしで有名な校歌。
メインリーダーは、もちろん團長の平原君。観客からも大きな拍手。
しかし、厳しいようだが、明治の團長としては、「何か」が物足りない気がした。
小生の母校から、明治の團長を2名輩出(いずれも大先輩)しているから、余計にそう感じる。
●紫紺の歌
明治大学の第一応援歌。テンポが速く、爽快な応援歌。
メインリーダーは、連盟代表(渉外も兼務)の和田君。
テクも、メリハリがあって良い。
●吹奏楽部指揮者紹介
指揮者の重田君。
司会の岡田君に自身を「青い髭の剃り跡を巧みに操り…」と茶化されても、動じていない。さすが。
●嵐の拍手
明治の拍手演技の中で、最も迫力があり、最も格式の高い、名拍手演技。
小生の中では、「日本一の拍手演技」と位置づけている。
このテクをこなすには、それだけの強靭な体力が必要。
鍛錬を怠る者には絶対に振れない、高度な技量を必要とされる拍手演技である。
メインリーダーは、リーダー長の林君。
先輩方の『嵐の拍手』を見たとき、全身が痺れ、固唾を呑み、手に汗握ってしまった。ある意味、法政の『勝利の第一拍手』と観覧した時と同じ心境だった。
残念だが、林君からは、『嵐の拍手』の身も凍りつくような迫力は、感じられなかった。ライブで観覧しても、同じだっただろう。
厳しいが、先輩方の域には達していない。
それだけ、『嵐の拍手』は、テクをこなす者にとっても、高い理解度が求められるのだ。
観客の「まだまだ」の声に応えられる程でないと、ダメなのだ。
●チャンスパターンメドレー
リーダー幹部総出演で、最後の学生歌『都に匂う花の雲』までエンドレスで演じる。
前半は渉外(連盟代表も兼務)を務める和田君と、総務を務める大塚君のダブルメイン。
写真は、リーダー長の林君が、『チャンスパターンメドレー』の始まりを意味するエールを贈る場面。
團長の平原君が、『チャンスパターンメドレー』の中盤で登場し、「学生注目」を演じている場面。
「この明治のチャンスパターンメドレーが、ある意味フィナーレである。9回の裏2アウト満塁である。悔いを残すな。」の台詞で、一生懸命盛り上げていた。
『チャンスパターンメドレー』途中のチアリーディング。
「M・E・I・J・I 明治」の場面。
明治は『狙い撃ち』をベースにチャンスパターンを構成する。その『狙い撃ち』に合わせて、チアリーディングが展開される。
ところが、小生が現役の時に観覧した当時と比較して、チアのかなりのレベルダウン感を覚えた。正直ビックリしている。
明治は、リーダー部もチアも良かったのに…どうしたのだろうか?
●ノックアウトマーチ
リーダー幹部総出演。明治のマーチの中では、最もおなじみであろう。
テクに関しては、悪くない。メリハリもあったように感じる。
欲を言えば、さらにメリハリをつけ、キビキビしていると、もっと格好良くなると思う。
●学生歌『都に匂う花の雲』
『ノックアウトマーチ』からエンドレスで学生歌に突入。
うしろで一生懸命サーブをしている、下級生リーダー部員とチアが、肩を組んでの大合唱。
この曲で『六旗の下に』の各校校歌・応援歌・拍手紹介のファイナルになるが、それにふさわしい光景だった。
最後に「優勝優勝 明治」とエールを切って、終了。
『チャンスパターンメドレー』から『都に匂う花の雲』まで、エンドレスで演じられたが、間延びしている感は否めない。
たくさんの曲を披露するなら、早稲田大学の様な構成の方が、キビキビして良かったのではないか?と感じた。
【評価】
リーダーテクニック:★★☆☆☆☆
チアリーディングテクニック:★★☆☆☆☆
司会進行:★★☆☆☆☆
【編集後記】
明治大学は、法政大学と並び称される程、東京六大学の中では、最も厳しく、最も鍛えられている、ある意味「最も美しい」応援団のイメージがある。
そして、東京六大学の中でも、この両校は歴史が最も長い。
したがって、テクそのものは素晴しい(特に、『校歌』と『嵐の拍手』は鍛えられていないと、こなしきれない程、高い身体能力が求められる)。
しかし、そのイメージの割には、両校とも迫力に欠け、拍子抜け感は隠し切れない。
しかも、今回は、ライバルの法政大学よりも、ステージ演技構成や、迫力,テクの技量の面でも見劣る感じがした。しかも、今回に限っては、東京大学,早稲田大学,慶応義塾大学よりも見劣る感じで、非常に残念でならない。
(したがって、評価は厳しい結果とならざるを得なかった。)
また、チアリーディングの驚愕するほどの力量落ちが目立った。
これも残念である。どうしたのだろうか?単なる練習不足なのだろうか?
07年度のリーダー部の新幹部は、司会を担当した岡田君を團長に、4名いる。
ある意味、手ごろな人数かもしれない。
ただ、小生が現役当時は、全国的にも非常に厳しく、レベルも高い応援団にも拘らず、リーダー部員が多かったので、非常に活気があった。
テレビのドキュメンタリー番組で取材された効果も、もちろんあったとは思う。
実際、小生の母校でも、1学年後輩の中に、そのドキュメンタリー番組を視聴し、応援団に興味を持って門を叩いた後輩がいたし、その1学年後輩達は、小生の代よりも3名も多い8名が最終的に残った位だから…。
深刻な状況ではないかもしれないが、下級生部員は合わせて5名で、これではやはり寂しい気がする。
かつての輝きを取り戻すべく、日々精進して、魅力ある応援団へと、さらに発展していって欲しいと願う。
東京六大学応援団のオールドファンは、きっと、「ザ・応援団」である明治大学(と、法政大学)に期待しているはずであるのだから…。
【告知】
次回(最終回)は、このシリーズの完結の意味で、総括をします。
どうぞお楽しみに。
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トリを務めた幹事校明治です。
幹部は4人。下級生時より見ていた為、その当時からの印象を引きずっていたせいか余り幹部になってからも変わり映えがない様に見えましたね。オモロい4人組は相変わらずという所でした。
さて演技ですがdanchoさんの仰るとおりやや物足りなさは否めませんね。テクもそうなのですが声の太さ、強さであったり何よりも演ずる者としての風格が少し足りない様に感じました。明治であるが故にそこは大きく求められると思います。
数年前に幹部1人だった時の団長は同期レスという状態で団やリーダー部員を強い信念でもって引っ張り、その強さは演技でも表れたと思います。
その強さや信念を表情でもって表したのは意外と指揮を務めた重田君だったと思います。彼は合同演奏会などに出演した時のパンフレットの顔写真を見ても非常に強気ないい面構えをしてました。
明治に敢えて注文したいことは荒々しくも男気溢れるものが見たいと思いました。
どうしても、明治には、より高いものを求めてしまいます。
親心から、大変厳しい評価をしたわけですが、共感頂いて恐縮です。
そんなに言葉は必要ないですよね…。
『荒々しくも男気溢れるものが見たい』
このKOFさんのコメント…これが小生も言いたかった!。
全く同感で、このコメントこそが明治の応援団の象徴ですよ!
素晴しいコメントです。大絶賛です!。全てに共感できます!。
応援団を全くご存じない方、興味はあっても二の足踏んでいらっしゃる方、応援団に興味を抱きつつある方にとっても、実に説得力があるコメントと思います。
それだけ明治の応援団が凄いということ…このコメント欄をご一読頂いている読者の皆さんにも、ご理解いただけるはずです。
いやぁ〜KOFさん。素晴しい。
応援団の本質を見極めていらっしゃる。
KOFさんのようなお方と、こうしてお話ができるご縁をいただいたこと…本当に光栄に思います。
これからも、応援団関連の記事は、アップしていきます。
今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます!。
去る7月首吊り自殺をした、元明大応援団部員高野卓君の自殺の原因は陰質ないじめにあった。
昨年度団長、平原真伍以下、大塚一輝、和田幸大、林良明らによる団室内にて当人を全裸にし、ロープでしばり陰部に熱湯をかけるなどの行為を働いていた。この事実にOB会は会長中村久義をはじめ幹事長吉田耕太郎、副幹事長三森勲らの手によって隠匿にまわり逃げ隠れしているとの通知書もでているらしい。また、故人の肉親はこの事実を知らないとのこと。
No.13 - 2007/11/07(Wed) 15:04:59
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